音楽の道で生きていくのは、限られた才能を持つ人以外は難しいのでしょうか?


2020年初頭から猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの影響で、音楽業界は大きな打撃を受けました。ぴあ総研株式会社の調査によれば、2020年度の市場規模は2019年度に比べ8割も減少したそうです。コロナ禍以前の水準にまで回復できるのは、最短でも2023年の見通しのようです。(参照元:ぴあ株式会社「ライブ・エンタテインメント市場がコロナ前の水準に回復するのは、最短で2023年 / ぴあ総研が将来推計値を公表」)

少しずつ状況は回復しているものの「音楽・ライブ業界で仕事をしたいけれど、大丈夫かな…?」「本当に食べていけるのかな…」といった不安を抱えている方もいるかもしれません。

ですが、どれだけ日常が変化しても、私たちの生活から音楽というエンターテインメントの灯火が消えることはないでしょう。それはつまり、演奏・作詞・作曲・編曲・音響…etc。たくさんの音楽スキルを持つ人が必要とされているということです。

そんな、音楽やライブを愛する全ての人にとって嬉しい、スキルシェアマーケット『otosica オトシカ』をご存じでしょうか。手軽に個人の音楽スキルをシェアでき、副業を始めたい、サポートミュージシャンを探しているなどといった場合でも活用することができます。

『otosica オトシカ』とは?

音楽に特化したスキルシェアマーケット。サポートミュージシャンや出張演奏、ボイトレ・楽器レッスン、編曲アレンジなど、様々な音楽スキルを持つ人と、それらを求める人をマッチングすることができます。

    ■特長

  • 音楽に特化したスキルシェアマーケット
  • 21のカテゴリーからの検索や、音のパートや音楽のジャンルなどからも検索・比較が可能
  • 個別の打合せ、スキルの購入支払いまでをワンストップで行える

    ■ご利用シーン例

  • オンラインレッスンを始めたい時に
  • 会社の設立パーティーや福祉施設、教育現場でのコンサート出演者を探す時に
  • YouTubeなど動画サイトに使用するオリジナル曲やBGMが欲しい時に

ep.1 自分が実際に感じた不満が始まり

株式会社オトシカ代表、吉成ゆいさんにインタビュー

趣味でも仕事でも、音楽に携わる人ならぜひ知っておきたい『otosica』を運営している株式会社オトシカの代表、吉成ゆいさんにインタビューを行いました。

-----本日はよろしくお願いします!まず、『otosica』のサービスを立ち上げるに至った経緯を教えていただけますか?

はい。ソロで音楽活動を行っていた際、いつも担当してくれているバンドのメンバーが突発的に参加できないことがたまにありました。その際、代理の方を探すのにすごく苦労したのがきっかけです。

知り合いから紹介してもらった人だと相性が合わなかった時など断りにくいですし、実際にどういう演奏をするのかも分からないこともありました。そのため、最初はネット上でメンバーを探していました。

それはメジャーなスキルマーケットで探していたのでしょうか?

そのようなサイトは音楽のカテゴリもあるけど、オンラインでスキルのみ売っている感じですよね。

実際に対面で、楽器演奏ができる人を募集しているサイトもあったのですが、それはどちらかというとバンドに入りたい人のための募集サイトだったんです。私がプロとしてギタリストを探しているような状況には合わない、そして決済システムも存在しなかったので不安な面も大きかったですね。

求めているニーズとは少し違っていたのですね。

必要な演奏技術のレベルや、依頼する際の金額があらかじめ分かる。事前にチャットでやり取りできる。クレジットカードで決済できる。これらの条件を満たして音楽に特化したサイトがあったらいいなと思っていました。誰かが作ってくれることを期待していましたが、待っていても始まらないなと感じて、結局自分で作りました(笑)

作ろうと思って実際に行動に移せるのがすごいです!実体験から必要と感じた機能が『otosica』の特長になっているのですね。立ち上げる上で特に苦労したのはどんな点ですか?

資金調達です。銀行から融資を受けるために事業計画書を作成する必要があったのですが、本当に慣れていなくて…。中小企業診断士の方に相談しながら、半年かけてようやく完成しました。時間はかかりましたが、銀行の方には「よくできていますね」と褒めていただけました!

ep.2『otosica』に込めた想い

-----『otosica』についてもう少し詳しくお聞きできればと思います。この名称の由来はなんでしょう?

最初に必ず“音(おと)”をつけることと、四文字であることは絶対に譲れない条件でした。『ココナラ』や『メルカリ』のように、四文字はすごく覚えやすいので。

たくさん出した候補の中から、誰も使っていなく、商標登録もされていない言葉を考えていた時に、『しか』が出てきました。音楽“しか”ないサービスですし、鹿って神聖な動物でもあり、可愛いじゃないですか? これだー!となりました(笑)

そんな経緯があったのですね(笑) そしてロゴも素敵です。

ありがとうございます。ロゴの形は音叉と鹿の角がモチーフになっています。また、色がグレーなのは、登録しているアーティストがより目立つようにという思いからです。

と言いますと?

音楽を生業や職業にしている方って自分自身の個性やブランドをすごく大切にしている方が多いんです。そのため、個々人がより引き立つように、ロゴの色はあえて控えめにしました。

バックアップしていくという意思の表れなのですね。上品な印象も受けました。
ちなみに、『otosica』のユーザー層としては、どんな方が多いのでしょう?

スキルを公開しているのはプロで活躍している人たちが多いですね。

先日、無料体験で先生を呼んで、DTM(※)レッスンをやってみたんです。結構人が集まってくれて、そこからもっとこの先生のレッスンを聞きたいって人がたくさん購入してくれました。教えてもらえる人のスキル感が分かると、例え顔出ししていなくても購入やオファーのハードルが下がるなと感じます。

※DTM:Desktop Music(デスクトップミュージック)を略した用語で、パソコンを使って、音楽や楽曲を作る行為全般の総称。

それは嬉しいですね。ユーザー側から見ても、単純に音楽のプロになっていきたい人だけではなくて、個人的に音楽や楽器のレッスンを受けたい方もいるでしょうし。

ただ、他のプラットフォームでは、体験とスキルシェア(購入のやり取り)を同時に行うのは難しいようなイメージなのでしょうか?

そうなんです。YouTubeとかSNSで自分の曲や音楽、それに伴うスキルを発信しているアーティストの方っていっぱいいらっしゃるじゃないですか。そこですごく良い感じのボイストレーニングの先生を見つけたとしても、「レッスン料はいくらなのか」「場所はどこなのか」「オファーして断られたらどうしよう」とか、見えない不安が多く、オファーするまでのハードルがけっこう高いんです。

なるほど、オファーしようにもいちいち質問しないといけない部分が多いと。

はい。スキルシェアのプラットフォームだと最初から金額や場所も把握できるのでオファーしやすいですよね。

素敵ですね。ユーザーから聞いて嬉しかった言葉などがあればぜひ教えてください。

さきほどお話ししたDTMレッスンの際、画面越しでユーザーから「貴重な機会を作ってくださってありがとうございます」と言っていただけました。また終了後に「この前の体験がすごく楽しかったので、またぜひ参加したいです」などの声をいただいた時はやっぱりすごく嬉しかったですね。ローンチ前にクラウドファンディングを行ったのですが、その際も応援や、期待の言葉をたくさんいただいたので、励みになっています。

ep.3 もっとサービスを知ってもらうために

-----『otosica』の今の課題はなんだとお考えですか?

まだまだ登録者数が少ないことですね。八百屋に行ったら野菜が少ない!みたいな状況なんですよ(笑) サイトに訪れていただくために今はSEO対策を行っていますが、手応えは弱いですね。これは予算ありきの話ですが、知り合いのミュージシャンたちにこちらからオファーするのも一つの手かなと思っています。

インフルエンサーマーケティングみたいな形でしょうか。

はい、高いスキルを持つ人が登録しているマーケットだとその人に感化されて登録者も伸びていくのではと思っています。

現在は力を蓄えているような状況なのですね。確かに、『otosica』のようなプラットフォームのサービスは、どうしても軌道に乗るまで時間がかかるのが宿命だと思います。ですが、『otosica』の理念やサービス性は今までにないものだと思いますので、ぜひ認知度を高めて、みんなが喜ぶサービスに育てて欲しいです。

ep.4 音楽スキルのインフラになりたい

-----最後に、今後の展望やビジョンを教えていただけますか?

今は副業時代とも言われているので、『otosica』を音楽に関わる人の輪が広がる場所にしたいですね。どのような形であれ、音楽スキルを持った人すべてが繋がる、インフラ的存在になるのが目標です。いずれは上場も実現できたらと考えています。

音楽系で上場している例は多くないので実現すれば勇気を与えますよね。やっぱりクリエイティブの世界って流行り廃りが激しいですし、次の打ち手を模索している方って大勢いらっしゃると思います。そんな方の先駆け、目指すべき星になることを実現されるのを楽しみにしています。

ありがとうございます。そのためにも、もっと認知拡大を頑張ります!

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

ありがとうございました!

利用者拡大中の『otosica』に注目

いかがでしたか。プロ・アマ問わず、音楽スキルを持つ人の新しい働き方に繋がる『otosica』は、吉成さん自身の思いが強く反映されたサービスであることが分かりました。
全ての音楽クリエイターの可能性を広げる『otosica』の、今後の展開に注目していきましょう。

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