観葉植物レンタルサービスの多様化
観葉植物レンタルといえば「オフィスや商業施設向け」であり、自宅に置きたい場合は「購入するもの」と考えている方が多いのではないでしょうか。しかし近年、ユーザーニーズの高まりやサービスの多様性にともない、そういったイメージが強かった観葉植物レンタルを、個人でも利用できるサービスが増えています。
モノを購入するのではなくシェアするという、シェアリングサービスの考え方が広まってきたことも、個人向けの観葉植物レンタルの増加に影響しているのでしょう。
個人向け観葉植物をレンタルするメリット
空気清浄効果や目の疲れを癒す効果などが期待できるとされている観葉植物ですが、個人向けのレンタルにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
プロの視点で空間にマッチした種類を提案してくれる
個人向け観葉植物のレンタルサービスは、専門のスタッフが部屋に適した種類を選定してくれます。観葉植物の種類は豊富なため、設置場所の雰囲気やインテリアにマッチするものを自分で探そうとすると悩んでしまうこともあるでしょう。また、気温や日当たりなど環境を考慮し、観葉植物の特性に合わせた設置場所を検討する必要があります。
一方、個人向けのレンタルでは、植物のプロの視点からさまざまな条件を考慮して、適切な観葉植物を選定してくれます。予め置きたいと思っている場所に合うものを選んでくれたり、好きな観葉植物に適した設置場所を探してもらったりといった相談も可能です。このようなプロからの提案は、いずれ自分で観葉植物を購入したいと考えている方にも、種類選びの参考になるでしょう。
メンテナンスの手間がかからない
メンテナンスの手間がかからないことも、個人向け観葉植物をレンタルするメリットの1つです。観葉植物は、水やりや剪定などの手入れをする必要があります。また、害虫トラブルや病気などに見舞われる可能性もあります。観葉植物の耐用年数は、個体やメンテナンスによって大きく変わるため、特に大鉢の観葉植物は、初心者が長期間に亘って樹形を整えるのは難しいでしょう。
その点レンタルであれば、定期的なメンテナンス時に観葉植物の健康状態の確認や剪定、必要に応じて施肥(土の状態を整えてくれる)してくれます。また、葉や幹の汚れを落としたり害虫駆除したりして、健康の維持管理を任せられるので美しい状態をキープしやすくなるでしょう。
このようなメンテナンスを全て任せられるため、手入れの道具や肥料の保管などの場所を確保する必要もありません。
気軽に交換できる
個人向けのレンタルを利用した場合、予期せず観葉植物が枯れてしまったり傷ついたりした場合には、新しい観葉植物との交換が可能です。観葉植物は害虫トラブルや病気などに見舞われた際、正しい対処をしないと枯らす恐れもあります。新しい観葉植物と交換できる個人向けレンタルであれば、カビや害虫などに悩まされる心配がありません。
また、購入した場合は、設置してみて気に入らなかったり、部屋の模様替えで合わなくなったりしても交換ができません。しかし、個人向けレンタルであれば選定してもらった観葉植物に飽きてしまった場合や、部屋の模様替えに合わせて変えたいといったケースでも交換の対応をしてくれることが多いです。
さらに、季節に合わせて観葉植物を交換できるのもメリットの1つでしょう。不要になった場合は解約すれば引き取ってもらえるので、廃棄する手間もかかりません。
初心者はランニングコストを抑えられる
初心者の場合、個人向け観葉植物のレンタルは購入と比較して、ランニングコストを抑えられるでしょう。
初めて観葉植物を育てる際には、メンテナンスの道具や肥料などを購入する必要があります。また、害虫トラブルや病気に見舞われた場合、専門業者へ依頼して、害虫駆除や薬剤散布をしてもらわなければなりません。
一方、個人向けレンタルの場合は毎月の利用料はかかるものの、観葉植物の購入費用・メンテナンスの道具代・肥料代などが不要です。さらに、害虫トラブルや病気の場合には無料で対応してもらえるため、専門業者へ依頼する費用も省けます。そのため、観葉植物の世話に慣れていない場合は、レンタルでプロに任せた方が費用を抑えられるでしょう。
【個人向け】観葉植物の人気レンタルサブスク5選(2023年6月末現在)
数ある観葉植物のレンタルサブスクの中から、個人向けとして人気のサービスを5つ紹介します。それぞれの特長をまとめているので、レンタルサブスクを利用する際の参考にしてみてください。
LOVE GREEN(ラブグリーン)
「LOVE GREEN」は、個人住宅向けに観葉植物をレンタルしているサービスです。ラグジュアリー住宅誌の『モダンリビング』と関東にある「株式会社日植ガーデン」、関西の「株式会社南翠園」のコラボレートによって誕生しました。
プランは3つあります。1つ目の「リビングプラン」は、大・中・小の観葉植物を5鉢セットで、室内の雰囲気に合わせてコーディネートしてくれるプランです。2つ目の「テラスプラン」は、屋外用の植物を5鉢セットで提案してくれます。3つ目は「カスタムメイドプラン」で、大・中・小の観葉植物に加え、花の寄せ植えや通常にはない特大サイズまであるのが特長です。また、室内用と屋外用を組み合わせた選び方もできます。
契約する前に自宅訪問して下見を行い、インテリアのプロの視点から、空間にピッタリのものを提案してくれます。観葉植物に合わせて、プランターや鉢カバーなどもセレクトしてくれるので、自分で用意する必要はありません。観葉植物や鉢が気に入れば、購入することも可能です。
GOOD GREEN(グッドグリーン)
最低レンタル期間が設定されていない「GOOD GREEN」であれば、観葉植物の初心者も気軽に利用できます。気に入らなかったり育てられなくなったりした場合は1か月目でも解約できるので、お試しとして始めるのもおすすめです。
通常のプランは3つあり、1鉢ごとの料金になっているため、最低利用金額なども設定されていません。個人向け観葉植物のレンタルが初めてで、種類にこだわらない人は「スタートアッププラン」がおすすめです。お店がセレクトしてくれた観葉植物が届き、格安でレンタルできます。
種類にこだわりがあり、水やりは自分でできる方なら「マイグリーンプラン」、メンテナンスも全てお任せしたい場合は「スタンダードグリーンプラン」を選びましょう。100種類以上の観葉植物の中から、おすすめされたものだけでなく、自分で選定することも可能です。
megrass(メグラス)
こだわりのある空間作りを目指している人は「megrass」がおすすめです。多肉大型種やネイティブプランツといった、市場に流通しづらい希少種もラインナップされています。室内・屋外関わらず下見したうえで環境に適した観葉植物を選定し、合うものがないときは生産者から直接買い付けてくれるのも人気の1つです。
また、観葉植物だけではなく、生花・造花・フェイクグリーンといったものを組み合わせて、季節に応じた装飾を提供しています。
価格を抑えて手軽に試せるプランから、トータルで演出してくれるクオリティ重視のプランまであり、柔軟な対応をしてくれるのもポイント。メンテナンス料の1か月無料キャンペーンを行っているので、初めての人も気軽に導入しやすいでしょう。
SOLSO(ソルソ)
「SOLSO」は、予算や理想のイメージに合わせてプランニングしてくれる人気のレンタルサービスです。個人向けレンタルでは自宅の部屋や庭を下見して、環境に合ったプランを提案してくれます。
淡路・沖縄・八丈島の3ヶ所に自社農園を保有し、野生にある植物ではなく、自ら育てた観葉植物を提供しているのが特長の1つです。
日当たりの悪いところには、フェイクグリーンを使ったプランを提案してくれるので、どんな場所でも緑のある空間を演出してくれます。
西花園
創業140年以上の老舗である「株式会社西花園」は、オフィスや商業施設などに観葉植物レンタルの実績があるサービスです。個人向けレンタルにも対応しており、1日や1週間などの短期間のレンタルもできます。
毎月の料金には、観葉植物の設置やメンテナンス、交換や鉢カバーなどの植物に関する全てが含まれており、追加料金はありません。
花鉢のレンタルやフラワーアレンジメントの配達なども人気があるので、観葉植物とあわせて利用してみるのもよいでしょう。
個人向け観葉植物をレンタルするときの注意点
個人向け観葉植物のレンタルサブスクサービスを利用する際、注意しておきたい点を4つ紹介します。
最低レンタル期間を設定されている場合がある
観葉植物のレンタルサービスによっては、最低レンタル期間を設定している場合があります。3~12か月といった最低利用期間が定めてあるケースでは、期間中に解約したとしてもその分の料金は支払わなければならないので注意が必要です。
初めてで長期間レンタルするのは不安という場合は、無料レンタル期間や短期レンタルができるところと契約するのがよいでしょう。
選べる種類に制限がある
観葉植物のレンタルは、選べる種類に制限があります。希少種を希望していても、レンタルサービスによっては取り扱っていない可能性があるでしょう。こだわりのある空間を作りたい場合、事前に取り扱っている観葉植物を確認しておくことをおすすめします。
種類によっては購入した方が安い場合もある
観葉植物の種類によっては、レンタル料金よりも購入した方が安い場合があります。希少種や大型の観葉植物は、レンタルであっても高額になることがあるためです。気に入ったものがあれば、サブスクで毎月料金を払い続けるよりも購入することをおすすめします。
見積もりより高くなる場合もある
観葉植物をレンタルする際に、低価格のプランは見積もりより高くなる場合もあります。メンテナンス代や鉢カバーは、料金に含まれている場合と含まれていない場合があるためです。事前に見積もりの内容をきちんと確認して、納得してから契約してください。
観葉植物初心者はレンタルから始めるのもおすすめ
個人向け観葉植物のレンタルサービスは、植物のプロにメンテナンスを全てお願いできるので、自分でお世話をしなくても健康に育ちます。これから自宅に観葉植物を置きたいと思っている場合は、レンタルから始めて、知識を深めていくのもおすすめです。
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