ロボットをレンタルして生活を豊かに！価格や活用方法、借りるときの注意点までご紹介

ロボットレンタルサービスの魅力とは？

最新技術をもとに開発された多彩なロボットたち。昨今では、最新型のロボットを気軽に導入し活用できるよう、個人や企業を対象としたレンタルサービスが注目されています。まずロボットレンタルサービスの魅力について説明していきます。

最新技術やロボットを気軽に試せる

最新の技術やロボットを気軽に試せるのは、レンタルならではの魅力です。国内外のロボット技術の発展は目覚ましく、モノづくりだけでなく日常生活のサポートロボットや、AIを取り入れた接客・コミュニケーションロボットなど、多彩な分野で活躍するロボットが数多く販売されています。

しかし、実際に購入する際は、必要な機能を搭載しているロボットをあらかじめ調べてから購入する必要があるうえ、購入後のミスマッチが起こる可能性もゼロではありません。

レンタルサービスであれば気になったロボットを最短1日から活用できるため、さまざまなロボットをレンタルして実際の使いやすさを体感できますよ。

生活の質の向上につながる

生活の質の向上につながるのも、ロボットをレンタルする大きな魅力です。レンタルできるロボットには、家事や介護など特定の作業に特化したモデルもあります。

用途に合わせたロボットをレンタルしておけば、ロボットが作業をしている間に用事や趣味に時間を割くことができるので、時間の有効活用や生活の質の向上につながるのです。

メンテナンスの必要がない

メンテナンスの必要がない点は、レンタルサービス特有の魅力であり大きなメリットです。

購入する場合、ロボットの調子が悪くなった際には自分で修理するか、販売元のメーカーに別途料金を支払ってメンテナンスをしてもらうなどの対応が必要になります。

レンタルサービスであれば、必要な日だけ借りたら後はそのまま返却するだけなので、自分で定期的なメンテナンスをする必要がありません。そのため、機械の操作が苦手な人でも気軽に自宅でロボットを取り入れやすいのがメリットです。

購入するよりもコストを抑えられる場合がある

購入するよりコストを抑えられる点も、レンタルサービスの魅力です。最新技術を取り入れたロボットは価格が高いうえ、購入後は定期的なメンテナンス費用がかかるので、ランニングコストが高くなる傾向にあります。

ロボットレンタルの場合、かかるコストは基本的にレンタル価格と配送料のみです。万が一のトラブルに備えた補償やメンテナンスは、オプションとなっていることが多いです。

ただし、メンテナンス自体はサービスの運営会社側が行うため、総合的にコストを安く抑えられるのです。

ロボットレンタルサービスの主な利用シーン

気軽に最新式のロボットが借りられるロボットレンタルサービスですが、実際にどのような場面で導入されているのでしょうか。

ここからは、ロボットレンタルサービスの主な活用方法やシーンを説明します。レンタル中に愛着が湧いた場合はそのまま購入できるサービスもあるため、ぜひ気軽にチェックしてみましょう。

①日常のコミュニケーション

日常のコミュニケーションとして簡単な会話や意思疎通ができるペットロボットであれば、利用者のアクションに応じてさまざまな反応を見せてくれます。

話し相手はもちろん、諸事情でペットが飼えないときの愛玩用としてレンタルする人も少なくありません。

また、ペットロボットを撫でたり話しかけたりした際、ストレスの低減や気分の向上といったセラピーの方法としても注目されており、家庭だけでなく介護施設や病院でも導入されています。

代表的なモデルには、アザラシ型ペットロボの「パロ」や、歌やダンスが得意な「ロボホン」などが挙げられます。

②家事の手伝い

家事の手伝いとして個人向けのレンタルサービスで利用できるロボットは、iRobotが販売している「ルンバ」や「ブラーバ」といった掃除用モデルが中心で、設置をしておけば外出中でも掃除を任せられます。

掃除する範囲を利用者側が指定できるモデルが多いので、忙しい日はレンタルしたロボットに掃除を任せて時間を有効に活用しましょう。

③介護の補助

介護の補助として移乗や離床・リハビリアシスト機能を持つロボットをレンタルすることで、日常的な介護の負担軽減につながります。

主に介護施設で導入されている方法ですが、昨今は個人向けに提供している介護用ロボットのレンタルサービスもあります。

④ビジネスのサポート

ビジネスのサポートとしてレンタルサービスで借りられるロボットのなかには「Pepper」や「プレゼンSota」をはじめ、営業や企業PRなどでロボットが導入されている例も増えています。

顔認証や感情認証センサーを活かしたコミュニケーションや身振り手振りなどの方法で、プレゼンのサポートや新規顧客の呼び込みなどを担当していることも少なくありません。

おすすめのロボットレンタルサービス5選（2023年11月現在）

利用者の需要の増加とともに、ロボットレンタルサービスの種類も多種多様なものが展開されています。ここからは、おすすめのロボットレンタルサービスをご紹介。お手頃な価格で利用できる個人向けサービスもありますので、ぜひチェックしてみてください。

iRobot ロボットスマートプラン+（アイロボット）

「iRobot ロボットスマートプラン+」は、ルンバやブラーバなどを販売しているメーカーであるiRobotが公式に展開している、サブスクリプション型のレンタルサービスです。手頃な価格で最新モデルのルンバがレンタルできるので、購入前のお試しとして活用できます。

3年レンタルすると追加料金なしでそのまま自分のものにできるため、使用中に愛着が湧いた時にも対応できます。サブスクリプション契約期間中は無償の修理補償が付いているので、万が一レンタル中に故障した場合でも安心して使えるでしょう。

iRobot ロボットスマートプラン+

さくらメディカル株式会社

「さくらメディカル株式会社」は、介護のサポートに関するロボットを専門に販売やレンタルを行っている会社です。

移動や入浴の補助用モデルから、コミュニケーションロボットまでレンタルできます。病院や介護施設などの企業はもちろん、個人向けにも提供しているため介護の負担軽減に活用できるでしょう。

さくらメディカル株式会社

NTTドコモ kikito（キキト）

「kikito」は、NTTドコモが手掛ける家電のレンタルサービスです。ペット型や見守りロボット、コミュニケーション人形を中心としたロボットをレンタルできます。

料金プランは8日程度の短期間から借りられる短期プランと、月額のサブスクリプションプランの2種類が用意されているので、用途や使用スタイルに合わせて活用可能です。

NTTドコモ kikito

ヴイストン株式会社 ROBOT SHOP（ロボットショップ）

「ヴイストン株式会社 ROBOT SHOP」では、プログラミング学習用ロボットを中心とした多彩なロボットのレンタルや購入が可能で、ビジネスサポートに対応した「プレゼンSota」も取り扱っています。

レンタルサービスは、2週間程度の短期間プランから1～3ヶ月程度の長期プランが用意されているので、気軽にロボットに触れてみたい人にもおすすめです。

ヴイストン株式会社 ROBOT SHOP

オリックス・レンテック RoboRen（ロボレン）

「オリックス・レンテック RoboRen」は、企業のモノづくりをサポートする多彩なロボットを提供しています。作業用の協働ロボットや追従運搬ロボットをはじめ、モノづくりの効率をアップさせるロボットをレンタルできるのが特徴です。

主に企業向けですが、製造業や運送業などの事業者にはぴったりなサービスです。

オリックス・レンテック RoboRen

ロボットレンタルサービスを利用する際の注意点

ロボットレンタルサービスを実際に利用する際、購入時とは違った注意点があります。ここからは、ロボットレンタルサービスを利用する際の注意点を説明しますので、万が一のトラブルを防ぐためにも事前に確認しておきましょう。

事前にレンタルのシステムや期間を確認しておく

同じモデルのロボットでも、サービスによってレンタル価格やレンタル期間など異なる場合があるため注意が必要です。

特に、最短レンタル期間はサービスによって大きく差が出ることも多く、「試しに数日だけロボットをレンタルする予定が、最短レンタル期間が1ヶ月からだった」というトラブルにつながる可能性もあります。

そのため、事前に利用予定のサービスのレンタル期間やシステムはしっかりチェックしましょう。利用スタイルに合わせて、短期間プラン・サブスクリプションプランなどが使えるサービスを選ぶことがおすすめです。

補償制度の有無を調べておく

レンタルをする際、利用予定のサービスに補償制度があるかどうかも注意深くチェックしておきましょう。

レンタルしたロボットは、できるだけ丁寧に扱うことがマナーです。しかし、レンタル中に故障や不具合が起こった場合、補償制度がないと全額自己負担で弁償しなければならない可能性もゼロではありません。

基本的に補償制度を利用すれば、誤って破損させても自己負担額が軽減されるため、補償制度の有無は調べておきましょう。

サービスによって内容や価格が多少異なる場合もありますが、万が一のトラブルにも落ち着いて対応できるよう、補償制度は利用しておくのがおすすめです。

ロボットレンタルサービスを利用して生活をより豊かに

Nolを運営している西尾レントオールでは、建設現場に活用できるロボットのレンタルをおこなっています。例えば、床への位置を墨でマークする「SumiROBO」や鉄筋工事の結束作業を自動で行う「トモロボ」など。

レンタルサービスであれば、国内外のさまざまな企業が手掛ける最新ロボットを手軽に導入できるため、いつもの日常生活がもっと豊かになるでしょう。今回ご紹介した内容を参考に、ロボットレンタルサービスをぜひ活用してみてください。