ゲーミングPCって何が違うの?普通のPCとの違いとは

「ゲームって、普通のPCじゃできないの?」そう思った人もいるかもしれません。
結論から言えば、軽いゲームなら普通のPCでも遊べることはあります。しかし、3DゲームやオンラインFPS、大規模オープンワールド、さらにはゲーム配信などを快適に行うには、「ゲーミング仕様」のスペックが重要です。

処理能力(描画・計算の速さ)が桁違い

リアルなグラフィック、滑らかな動き、大人数のオンライン対戦。これらをストレスなくこなすには高い処理能力が不可欠です。一般的なPCは、簡単な作業やインターネットの閲覧などには適していますが、ゲームをプレイするための必要スペックを満たしていない場合があります。

拡張性・冷却性が高い

ゲーミングPCは後からのカスタマイズやアップグレードがしやすく、長く使えるよう設計されています。また、長時間プレイしても熱暴走しないよう、冷却ファンや水冷システムが標準装備されていることが多いです。

デザイン・機能も「ゲーム向き」

LEDライティング、ゲーミングキーボード、カスタマイズ性の高いケースなど、見た目も機能もプレイヤーのテンションを上げる仕様になっています。

ゲーミングPC選びで注目すべき4つのポイント

「じゃあ実際に選ぶとき、どこを見ればいいの?」と思うかもしれません。ここでは、ゲーミングPCを選ぶ際にチェックすべきポイントを4つに絞って解説します。

グラフィックボード(GPU)

GPU(Graphics Processing Unit)は、ゲーム映像の描画を専門に処理するパーツで、ゲーミングPCの心臓とも言われます。リアルな映像表現や滑らかな動きを実現するには、高性能なGPUが欠かせません。逆に性能が不足していると、カクつきやラグが発生し、快適なプレイは難しくなります。

2Dゲームやシミュレーションゲームなどのライトなゲームなら「NVIDIA GeForce RTX4060」や「AMD Radeon RX 7600」で十分。重めの3Dゲーム、FPS、オープンワールド系をプレイするなら「NVIDIA GeForce RTX4070」や「Radeon RX 7800 XT」以上が安心です。

プロセッサ(CPU)

「PCの頭脳」とも呼ばれ、処理速度に関わる重要パーツ。「ゲームだけ」ならCore i5やRyzen 5でもOKですが、「ゲーム+配信」なども考えているならCore i7やRyzen 7を選ぶとよいでしょう。

メモリ(RAM)

ゲームを快適に動かすための「作業スペース」のような存在です。容量が少ないと処理が詰まり、カクつきやすくなります。8GBでは足りないことが多いため、最低16GBが目安。ゲームをしながら他のアプリ(Discord・配信ソフト・ブラウザなど)も開きたい方は32GB以上あると安心です。

ストレージ(SSD)

ストレージは、ゲームやアプリのデータを保存する「引き出し」のような役割を果たします。中でもSSDは、データの読み書き速度が非常に速く、ゲームの起動やロード時間を大幅に短縮できるのが特徴です。最近のゲームは1本で数十GBに及ぶ大容量のデータを必要とするため、ストレージの容量にも余裕を持たせたいところ。最低でも512GBは確保したいところですが、複数のタイトルをインストールする予定があるなら、1TB以上がおすすめです。なお、HDD(ハードディスクドライブ)はコスト面では有利なものの、速度面ではSSDに大きく劣ります。ゲーミング用途では、SSD一択といえるでしょう。

ゲームタイトル別の推奨スペック
GPU CPU RAM SSD
ファイナル
ファンタジーXIV
Windows®版
NVIDIA®
Geforce® RTX2060(6GB)以上
AMD Radeon™ RX 5600 XT 以上
Intel® Core™
i7-9700 以上
16GB 以上 140GB 以上
モンスター
ハンターワイルズ
Steam版
NVIDIA GeForce GTX 2060 Super(VRAM 8GB)
AMD Radeon RX 6600(VRAM 8GB)
Intel Core
i5-10400
Intel Core
i3-12100
AMD Ryzen
5 3600
16GB 140GBの空き容量
STREET FIGHTER 6 NVIDIA GeForce RTX2070
AMD Radeon RX 5700XT
Intel Core
i7 8700
AMD Ryzen
5 3600
6GB以上 25GB
Apex Legends NVIDIA GTX 950
AMD Radeon HD 7790(Feature Level 12_0必須)
Intel Core
i3-6300 3.8 GHz
AMD FX-4350 4.2 GHz Quad-Core
プロセッサ
6GB ハードドライブ
75GB以上の空き容量

※推奨スペックは各ゲームの公式サイトを参照

初心者がやりがちなよくある失敗と対策方法

ゲーミングPC選びには落とし穴も多く、初心者ほど判断を誤りがちです。ここでは、よくある失敗パターンとその理由、避けるためのポイントを解説します。

「安さ」重視で性能不足

「とにかく安いモデルで始めたい」と、低価格帯のPCを選んだ結果、プレイしたいゲームがまともに動かないというケースは少なくありません。特に、最新の3DゲームやFPSは高いGPU性能が必要で、スペックが足りないとカクついたりフリーズしたりします。
▶ 対策:購入前に、自分が遊びたいゲームの推奨スペックを必ずチェックしましょう。

オーバースペックで無駄遣い

逆に、「高ければ安心」と思って最上級スペックを選んだものの、実際にはそこまでの性能を必要とせず、コストだけがかさんでしまうパターンもあります。
▶ 対策:用途に見合ったスペックを見極めて、必要以上の投資を避けましょう。

拡張性を無視して後悔

一体型PCや超小型ケースなど、見た目や省スペース性を重視して選んだ結果、あとからのパーツ交換や増設が難しいケースもあります。
▶ 対策:将来のアップグレードを考えるなら、ミドル〜フルタワーのデスクトップが無難です。

冷却性能を軽視し、騒音や熱で悩む

高性能パーツは発熱量も大きく、冷却が追いつかないとパフォーマンス低下や動作音の増加につながります。冷却ファンの質や配置、水冷システムの有無なども重要なチェックポイントです。
▶ 対策:レビューや製品仕様を確認して、「冷却性能が十分か」「静音設計か」をチェックしましょう。

「まずはお試し」!ゲーミングPCレンタルのススメ

ゲーミングPCに興味はあるけど、「いきなり十数万円はちょっと…」という人も多いはず。そんなときにおすすめなのが、ゲーミングPCのレンタルサービスです。

レンタルのメリット

◆初期費用なしで高性能PCが使える
新品のゲーミングPCを買うと10万円〜30万円かかりますが、レンタルなら初期費用はゼロな場合がほとんど。月々の利用料だけで最新の高性能PCを気軽に使い始められます。

◆使ってみてから購入するか判断できる
実際にゲームを動かしてみないと、どのスペックが自分に合っているか分かりづらいもの。レンタルなら「このPCで快適に遊べるか」を確認してから購入を検討できるので、失敗を減らせます。

◆最新モデルなど高性能PCも月額料金で利用可能
通常は高価なRTX4070搭載機なども、月額料金を払えば使えます。試しに重いゲームをプレイしたいときや、配信・動画編集もしたい人にピッタリ。

◆パーツに詳しくなくても安心
届いたPCはすぐ使えるように初期設定済みのことが多く、面倒なセットアップ不要。また、わからないことがあれば電話やチャットでサポートを受けられるサービスもあり、PCに詳しくない人も安心して利用できます。

ゲーミングPCをレンタルできるサービス3選

スグゲー

Lenovoの「スグゲー」は、デスクトップやノート、持ち運びしやすいポータブルタイプなど、7種類のゲーミングPCプランから自分に合ったものをサブスクレンタルできるサービスです。パッケージプランには最新のゲーミングPCだけでなく、プロゲーマーも使っているキーボードやマウス、ヘッドセットなどのアクセサリーもすべてそろっているため、快適な環境ですぐにゲームが楽しめます。しかも24時間365日サポートがあるので、ゲームの設定やネット環境の相談もいつでも気軽にできて安心です。

料金は、高性能な最新ゲーミングPC本体とアクセサリーセット、最新ゲーム遊び放題の利用権、サービスサポートまでついて月々6,100円(税込)から。レンタル期間は毎月自動更新となり、最短レンタル期間は3ヶ月です。

Best One(ベストワン)

Best Oneは、ゲーミングPCだけでなく、マウス・キーボード・モニター・ヘッドセットなどの周辺機器まで幅広くレンタルできるサービスです。LogicoolやRazer、SteelSeriesなど有名ゲーミングブランドの機器はもちろん、配信用のElgatoやクリエイター向けのWacom製品までラインアップも充実しています。

1日だけ借りられる「Dayプラン」や、月額でじっくり使える「サブスクプラン」もあり、必要なときに必要なだけ使えるのが魅力です。さらに、10ヶ月以上使えばそのまま自分のものになる商品も!試してみたい機材があれば気軽にリクエストすることも可能です。

ゲーミングPCレンタルセンター

G-Tune製を中心としたゲーミングPC専門のレンタルサービス「ゲーミングPCレンタルセンター」。初心者向けゲーミングPCのエントリーモデルからRTX 4090搭載の超ハイスペック機までそろっており、個人利用はもちろん、eスポーツ大会やテレビ番組でも活用されています。PC本体だけでなく、モニター・チェア・キーボード・配信機材などもまとめてレンタル可能です。

利用期間は1週間〜1年まで選べて自由度高めです。さらに、全ユーザーが加入必須の安心補償制度(レンタル料の10%)があり、落下や火災、水漏れなどのトラブルにも備えられるので、初めての人でも安心して利用できます。

後悔しないゲーミングPC選びは「お試し」から始めよう

ゲーミングPCは性能や価格のバランスが難しく、初心者には選ぶのが大変です。だからこそ、レンタルで実際に使ってみて、自分に合ったスペックを確認するのがおすすめ。きちんと比較・検討してから購入すれば、無駄な出費を防ぎつつ、満足できるPC選びができますよ。ぜひ、本記事を参考にして、楽しいゲーミングライフを送ってください。

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