夏のお宮参りは時期や時間の調整も重要
お宮参りとは、赤ちゃんの誕生を居住地の氏神様(産土神/うぶすながみ)に報告し、無事に出産できたことへの感謝と赤ちゃんの健やかな成長を願う伝統行事です。
高温多湿な夏にお宮参りを行う場合は、暑さによる体調への影響を考えた対策が重要になります。まずは、目安の時期や考え方を確認しておきましょう。
お宮参りの目安の時期は生後1か月
本来、お宮参りの目安の時期は、生後1か月頃とされています。一般的な目安は次の通りです。
- 男の子:生後31~32日目
- 女の子:生後32~33日目
お宮参りの目安の時期
地域の慣習によって異なる場合もあるため、参拝する神社へ事前に確認しておくと安心です。
真夏は暑さを考慮した日程調整が必要
生後間もない赤ちゃんとママにとって、真夏の暑さは大きな負担です。そのため、近年は生後1か月にこだわらず、暑さが和らぐ時期まで参拝を延期する家庭も増えています。
また、「お食い初め」とお宮参りを一緒に行うなど、柔軟に日程を調整する家庭も少なくありません。赤ちゃんや家族の体調を第一に考え、無理のない日程を選ぶのがよいでしょう。
【ご家族別】夏のお宮参りの服装の選び方
ここからは、夏のお宮参りではどのような服装を選べばよいか、ご家族別に選び方のポイントと服装例を紹介します。
赤ちゃん
赤ちゃんの服装は、風通しの良さや吸湿性を意識して選ぶことが大切です。あせもや蒸れに注意し、肌着には肌触りの良いガーゼ素材を選ぶのがよいでしょう。
- 風通し・吸湿性を意識する
- 肌着はガーゼ素材がおすすめ
赤ちゃんの服装選びのポイント
- 和装(正式):白羽二重(しろはぶたえ)+祝着(のしめ/産着)
- 洋装:ベビードレス+祝着(産着)
- 洋装:セレモニードレス+ケープ
- 洋装:ロンパース+ケープ
赤ちゃんの服装例
※祝着(産着)は和装・洋装どちらの場合でも、上から羽織ることが一般的です。
産着は、ご祈祷や写真撮影時のときだけ羽織ることが多く、移動中は外して過ごすケースも一般的です。ベビードレスのみで過ごすことで、体温調節が難しい赤ちゃんへの負担を軽減できます。
また、洋装にする場合は、セレモニードレスに薄手のケープを合わせることで、体温調節のしやすさときちんと感を両立できます。
ママ
ママの服装は、赤ちゃんの装いに合わせて和装または洋装で統一し、フォーマル感のある服装を選ぶのが一般的です。スーツやきれいめのワンピースなど、落ち着いた印象の装いが多く選ばれています。産後間もない時期でもあるため、体を締め付けにくく、長時間着ていても負担の少ない服装を意識することも大切です。
- 赤ちゃんの服装に合わせた和装・洋装
- 授乳を考慮した服装
- 通気性の良い素材
- 写真撮影を意識したきちんと感
ママの服装選びのポイント
- 【和装】夏素材の着物/絽(ろ)・紗(しゃ)の訪問着
- 【洋装】フォーマルなワンピース
- 【洋装】セットアップ
ママの服装例
着物を着る場合は、「絽」や「紗」と呼ばれる夏用の訪問着を選ぶと、気温の高い時期でも比較的過ごしやすくなります。
洋装の場合は、体を締め付けにくく動きやすいワンピースやセットアップが人気です。授乳中の場合は、授乳口付きのデザインを選ぶと、授乳時もスムーズに対応できます。
パパ
お宮参りにおけるパパの服装は、ママや赤ちゃんの服装に合わせて、フォーマル感のある装いを選ぶのが一般的です。夏場は、暑さにも配慮しながら、きちんとした印象を保てる服装を意識しましょう。
- ママや赤ちゃんの服装と雰囲気を合わせる
- 夏素材でもカジュアルすぎない
- 通気性のよい素材や軽めの生地を選ぶ
パパの服装選びのポイント
- ブラックスーツ
- ダークスーツ
- ジャケット&パンツ
パパの服装例
近年はブラックスーツやダークスーツを着用するケースが一般的です。ママの服装とのバランスを意識すると、より整った印象になります。
なお、赤ちゃんやママが洋装の場合は、ダークスーツやジャケットにパンツを合わせたきれいめスタイルでも問題ありません。
祖父母
祖父母の服装は、赤ちゃんのパパ・ママと雰囲気を合わせることが大切です。お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を願う行事のため、全体的に落ち着いた色合いの装いが選ばれる傾向にあります。
両家が揃って参拝する場合は、相手方の祖父母との服装の雰囲気も揃えると、より統一感のある印象になります。
- パパ・ママに服装の雰囲気を合わせる
- 相手方の祖父母と服装の雰囲気を合わせる
祖父母の服装選びのポイント
- ブラックスーツ
- ダークスーツ
祖父の服装例
- 控えめな色柄・無地の訪問着
- ワンピース
- スーツ
祖母の服装例
お宮参りの祖父の服装は、パパと同様にブラックスーツやダークスーツが一般的です。
祖母が和装にする場合、赤ちゃんを引き立てるような控えめの色や柄を選ぶとよいでしょう。落ち着いた色や淡い色、無地などがおすすめです。
洋装の場合はブラックやネイビー、ベージュやグレーなどの上品な色味のワンピースやスーツを選ぶと全体のバランスが整います。
きょうだい
赤ちゃんに上のきょうだいがいる場合は、赤ちゃんやパパ・ママとのバランスを考慮しつつ、動きやすく風通しのよい服装を選びます。
- 赤ちゃんやパパ・ママとのバランスを考慮する
- 動きやすさや風通しのよさを重視する
- 派手な色やキャラクターデザインを避ける
きょうだいの服装選びのポイント
- 襟付きシャツ&ハーフパンツ
- ポロシャツ&きれいめパンツ
- 夏用制服
男の子の服装例
- ワンピース
- ブラウス&ジャンパースカート
- 夏用制服
女の子の服装例
男の子は襟付きのシャツにハーフパンツなど、涼しさを確保しつつきちんと感のある装いを心掛けましょう。女の子はワンピースやジャンパースカートなど、上品な印象の服装を選ぶのがおすすめです。ただし、サンダルや素足はお宮参りの場ではふさわしくないとされるため避けましょう。
なお、幼稚園や小学校、中学校などで夏用の制服があれば、男女問わず着用して構いません。
夏のお宮参りの服装|おすすめレンタルサービス5選(2026年3月時点)
お宮参りの服装は、レンタルサービスを利用するのもおすすめです。保管やお手入れの手間がかからず、季節や体型に合った服装を選べます。小物まで一式揃うプランもあり、準備の負担を減らせるのも魅力です。
ここからは、夏のお宮参りで着用する服をレンタルするのにおすすめのサービスを5つ紹介します。
①京都かしきもの
「京都かしきもの」は往復送料無料(※一部地域を除く)で、小物まで揃うフルセットレンタルが可能です。産着と好みの着物の2点セットが16,500円以上の場合、2,000円割引が適用されるためお得にレンタルできます。
プロの着物コンシェルジュが実際に商品を一つ一つ手にとって買い付けをしているため、品質にこだわりたい方も安心して利用できるでしょう。また、写真映えするデザインや伝統的な柄も豊富に揃っているので、特別な日の装いにもぴったりです。
使用後のクリーニングは不要なので、準備や片づけを楽にしたい方におすすめです。
②きもの365
「きもの365」では、赤ちゃん用から大人用まで幅広い和装を取り扱っており、家族全員の装いをまとめて準備できます。
サイズはS〜LLまで取り揃えており、デザインのバリエーションも豊富なので、好みや体型に合わせて選びやすい点が特徴です。家族で雰囲気を揃えつつ、それぞれに合った一着を見つけられます。
使用後のクリーニングも不要なため、忙しい家庭でも利用しやすいサービスといえます。
③きものレンタルwargo(ワーゴ)
「きものレンタルwargo(ワーゴ)」では、産着・訪問着のフルセットも取り扱っており、全国の宅配レンタルに対応しています。訪問着は来店すれば無料で下見ができ、プロによる着付けも可能です。
希望すれば、プロのカメラマンによる撮影同行サービスも利用できます。
④Cariru(カリル)
「Cariru(カリル)」は最短3日間からレンタルできるサービスです。締め付け感のないマタニティドレスを豊富に取り扱っているため、産後の体型が気になる方もおしゃれな装いを演出できます。
メンズやキッズフォーマルも取り扱っているため、きょうだいの服装まで一緒に揃えることも可能です。家族で洋装のスタイルを揃えたい人に向いています。
⑤きものレンタリエ
「きものレンタリエ」は、産着を含む15,000円以上のレンタルで、2,000円割引になる親子セット割が利用可能なサービスです。赤ちゃんはもちろん、パパママの着物や小物一式をまとめて借りられるため、準備の負担を軽くできます。
レンタル商品は基本的にフルセットになっているため、統一感のあるコーディネートをしやすい点もメリット。初めての方でも、一度の手配で必要なものを揃えられます。
往復送料無料やクリーニング不要のサービスも魅力です。
夏のお宮参りの暑さ対策の注意点
夏のお宮参りは、強い日差しや気温の高さで赤ちゃんにも家族にも大きな負担がかかる可能性があります。大切な行事を安心して行えるように、暑さ対策の注意点をしっかり確認しておきましょう。
こまめに水分補給をする
夏は汗をかきやすいため、脱水症状を引き起こさないように、こまめに水分補給をすることが大切です。
生後1か月の赤ちゃんの水分補給は、基本的にミルクや母乳で行います。授乳しにくい場面に備えて、液体ミルクを用意しておくのも一つの方法です。
授乳中のママも、暑さや緊張で体内の水分が不足しやすいため、意識して水分補給を行いましょう。
できるだけ日差しを遮る
屋外での移動が多い場合は、できるだけ日差しを遮る対策を行いましょう。
日傘や帽子を使用したり、ベビーカーには日よけを付けたりして、体温の上昇を防ぐことが大切です。
赤ちゃんの体調変化をチェックする
気温が高い夏の外出では、赤ちゃんの体調変化をこまめに確認することが大切です。赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、顔色や機嫌の変化に注意しましょう。
少しでも異変を感じた場合は、無理をせず体を冷やして休ませてあげる、参拝を短時間で済ませるなどの調整をおすすめします。
夏のお宮参りの当日までに準備するもの
赤ちゃんとの外出は持ち物が多いため、必要なものを事前に確認し、余裕をもって準備しておくと安心です。
初穂料(はつほりょう)
お宮参りの際に、ご祈祷を受けるなら神社へ渡す謝礼として、初穂料が必要です。金額の目安は5,000円~1万円ですが、神社によって異なるため、事前に確認すると安心でしょう。
- 紅白の蝶結びののし袋、または白封筒を使用する
- 表書きは「御初穂料」、封筒下部に赤ちゃんの名前を記載する
- お札の向きを揃える
- 当日、受付で渡す
初穂料の包み方・渡し方
服装一式
お宮参りに着用する服装を確認し、当日までに準備します。和装の場合は、地域や家庭の慣習によって産着に結びつける縁起物が異なるため、事前に確認が必要です。
また先述にもある通り、服装を一式揃えるのが大変という場合は、レンタルサービスを利用するという選択肢もあります。
- 産着
- 内着(白羽二重、ベビードレス等)
- 帽子(大黒帽子または洋風の赤ちゃん用帽子)
- よだれかけ(汚れ防止)
- 縁起物(お守り、でんでん太鼓、扇子など)
服装一式の例
赤ちゃんグッズ
生後1か月頃の赤ちゃんとの外出では、必要な持ち物を少し多めに用意しておくと安心です。予定通りに進まず、時間が延びてしまっても落ち着いて対応できます。
- おむつセット:おむつ、おしり拭き、ゴミ袋、おむつ替えシート
- ミルクセット:哺乳瓶、粉ミルク、熱湯、白湯
- 授乳用セット:授乳用ケープ、母乳パッド
- 着替え
- タオル、ガーゼハンカチ
- 抱っこひも
赤ちゃんグッズの例
暑さ対策グッズ
夏のお宮参りでは、暑さ対策としてベビーカーに取り付けられる冷感マットなどの利用がおすすめです。また、家族の暑さ対策になるグッズも忘れず準備しておきましょう。
- ベビーカー用冷感シート
- ハンディファン
- 冷感シート
- 赤ちゃん用保冷剤
- 日傘
暑さ対策グッズの例
覚えておきたいお宮参りのマナー
お宮参りを滞りなく行うため、神社やお寺に参拝する際の基本的なマナーを確認しておきましょう。
赤ちゃんを抱っこする人を決めておく
現代のお宮参りは、パパとママのみの場合も多く、抱っこする人に決まりはありません。ただし、赤ちゃんの祖父母が一緒に参拝する際は注意が必要です。
古くからの慣わしでは、父方の祖父母と両親でお宮参りを行い、赤ちゃんは祖母が抱っこするのが一般的とされていました。伝統を重んじる家庭もあるため、考え方を事前に確認し、抱っこする人を決めておきましょう。
参拝の作法を確認する
一般的なお宮参りの参拝作法は、下記の通りです。
- 1賽銭をあげ、鈴を鳴らす
- 2二礼二拍手一礼を守る
- 3ご祈祷を受ける場合は受付で初穂料を渡す
- 4祝詞(のりと)をあげてもらう
一般的な参拝の作法
ただし、神社やお寺、宗派によって作法が異なる場合があります。相違がないよう事前に確認しておきましょう。
写真撮影のルールを守る
お宮参りでは赤ちゃんの姿を記念に写真におさめておきたいものですが、撮影場所が限られている場合があります。
一般的に神社の参道の中央は神様の通り道とされているため、正面での撮影は控えた方がよいでしょう。また、ご祈祷中の撮影を禁止している神社仏閣も多いため、事前に確認しておくことが大切です。
夏のお宮参りは家族みんなが快適な服装を選ぼう
夏のお宮参りでは、服装のきちんと感を意識するだけでなく、暑さへの対策も欠かせません。赤ちゃんの体調を第一に考え、家族みんなが無理なく過ごせる服装を選ぶことが大切です。
着物や小物はレンタルサービスを活用することで、準備や片付けの負担を抑えながら必要なものを一式揃えられます。無理のない準備で、思い出に残るお宮参りの時間を過ごしましょう。
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