習慣化アプリとは?

筋トレやダイエット、勉強などのさまざまな習慣をつける際の三日坊主対策として、昨今注目されているのが「習慣化アプリ」です。また、タスクや目標のシェアリングを通して、同じ目標を持つ人同士が励まし合ったり、チャットなどでコミュニケーションを取ったりできます。まずは、そんな習慣化アプリがどんなものなのかを詳しく解説していきます。

 

習慣化に必要なタスク管理ができるアプリ

習慣化アプリは、設定した目標に向けて日々の達成度を記録していくことで、目標達成のための習慣化につなげられるアプリです。習慣化に必要なタスク管理がアプリ1つで管理できるので、目標達成に向けて計画を立てたいときにも役立つでしょう。

また、アプリに登録できる行動や目標は基本的に自由に設定が可能です。そのため、勉強や運動、ダイエットなどといったさまざまなシーンに対応してくれます。習慣化したいけれど長続きしない人、これから新しい習慣を始めたい人をサポートする便利なアプリです。

 

注目された理由の1つが外出自粛の影響

注目されている理由の1つには、外出自粛によって在宅時間が増えたことが影響しているといえるでしょう。外出自粛による生活リズムの乱れや孤独感が心身の不調につながる可能性が懸念されています。

多くの習慣化アプリには、他のユーザーと目標や毎日のタスクを報告・共有できる機能が搭載されています。そのため、同じ目標を持つ仲間同士がアプリを通してつながることが可能です。これにより、習慣化だけでなく、ユーザーたちによるコミュニティ形成につながる手段としても注目されているのです。

 

習慣化アプリを使うメリットとは?

さまざまな目標に向かって努力している人をサポートする習慣化アプリですが、実際にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、アプリを使うメリットを紹介します。

 

習慣化していく過程を確認できる

習慣化アプリの最大のメリットが、習慣化の過程を確認できる点です。多くのアプリは、毎日のタスクや目標に対する進捗状況がカレンダーやグラフなどで視覚的に分かりやすくなっています。

また、過去のデータを閲覧できる機能が搭載されているアプリも少なくありません。これまでの自分の頑張りを振り返れるので、モチベーションを維持しながら目標達成を目指せます。

 

他の人と習慣や目標のシェアリングも可能

他のアプリユーザーと目標・タスクの共有・報告ができるのも、習慣化アプリのメリットです。アプリのなかには、専用のSNS機能が搭載されているものがあります。SNS機能では、日々のタスク完了報告や成果の共有が簡単にできるようになっています。

そのため、一人では継続が難しいと感じる人や、誰かに自分の努力を報告したい人にはおすすめです。ユーザーが励まし合ったり、行動の継続や目標の達成を喜び合ったりなど、SNS機能を使ったやり取りができます。一人で行う習慣化では体験できない達成感や連帯感を味わえるでしょう。

 

今何をすべきかを明確にできる

設定した目標に向かって今するべきことを明確にできる点もメリットです。習慣化アプリでは、これまでの継続の成果や毎日のタスクの数、達成度など、さまざまな情報の記録と管理が可能です。

つまり、習慣化アプリでこれまでの継続状況や達成度を見ながら、今後のタスクの調整や目標の見直しができるのです。自分に合ったレベルやスタイルに合わせて計画を立てやすくなるので、無理なく継続しやすくなります。

 

習慣化アプリを選ぶときの3つのポイント

今やさまざまな種類の習慣化アプリがリリースされているため、初めて利用する人は選び方に迷うのではないでしょうか。ここからは、アプリを選ぶときの3つのポイントを解説します。

 

バックアップ機能があるアプリを選ぶ

手軽に使えて便利な習慣化アプリですが、できればバックアップ機能があるものを選びましょう。スマホが故障したり、アプリを削除してしまったりした場合には、これまでのデータが消えてしまう可能性があります。

アプリの一部には、クラウドやアカウント連携を使用したバックアップ機能を搭載しているものも少なくありません。これによって、万が一スマホを紛失したり機種変更をしたりした場合でも、管理していた日々のデータの復旧が可能です。

 

達成度を確認できるアプリを選ぶ

行動の継続がうまくいかない場合には、達成度を確認できるアプリを選んでみましょう。目標だけを設定していても、現時点での達成度や、あとどれだけ頑張る必要があるのかが分かりにくいです。目標に向かって闇雲に行動していると、途中で挫折してしまう可能性もゼロではありません。

その点、習慣化アプリのなかには、設定した目標に対する達成度がグラフや数字などで確認できるものがあります。達成度が一目でチェックできれば、より無理なく計画的にタスクをこなせるでしょう。また、自分が頑張った結果がデータとして残るので、努力を続けるモチベーション維持にもつながります。

 

リマインド機能があるアプリを選ぶ

毎日のタスクを忘れやすい場合には、リマインド機能を搭載しているアプリを選ぶのがおすすめです。リマインド機能は、特定の日時にアラームやプッシュ通知などで、タスクの達成状況を知らせてくれます。うっかりタスクをこなすのを忘れていたときにも便利な機能です。

 

習慣化をサポートするおすすめのアプリ6選(2023年2月末現在)

習慣化アプリと一言で表しても、アプリによってコンセプトや搭載されている便利機能が少しずつ異なるものです。ここからは、毎日の習慣化をサポートしてくれるおすすめのアプリをいくつか紹介します。

 

みんチャレ

同じ目標を持つ5人のユーザーのチーム制で習慣化ができる人気のアプリが「みんチャレ」です。ニックネームでの参加が可能で、チャットやデータ共有を通してユーザー同士のコミュニケーションもできます。また、チャレンジ達成でもらえるコインをアプリ内プロジェクトへ寄付する機能があるので、自分の頑張りを社会貢献に繋げることもできます。

基本無料のアプリですが、有料のプレミアムユーザー制度も用意されています。プレミアムでは、過去に自分が記録したデータ全てが閲覧可能です。さらに、同時に最大10チーム(年間プランは20チーム)へ参加できるので、複数の行動を習慣化したい人にもおすすめです。

 

SIZLY(シズリー)

「SIZLY」は頑張る人を時に優しく、またある時には厳しくサポートすることをコンセプトとしたアプリです。自分の好きな金額をアプリへ預けてチャレンジに参加する「本気モード」システムを採用しています。

「本気モード」で預けたお金は、チャレンジの達成度80%未満で全額没収となりますが、80%以上達成で全額返金されます。100%達成すれば、預けた金額にボーナスがプラスされて返金されるのもポイントです。(※挑戦したチャレンジ1つにつき1回のみ)

また、アプリのフィード画面では、リアルタイムでチャレンジ成果の報告や共有ができます。そのため、習慣化に対するモチベーションを維持したい人や、本気で習慣化にチャレンジしたい人におすすめのアプリです。

 

myRule(マイルール)

「myRule」は、規則を使って習慣化を目指せる人気アプリで、いつ、どこで、どのように行動するのかという具体的なルールを登録できます。カレンダーやグラフで過去の達成度を一目でチェックできるので、モチベーション維持にもつながるでしょう。

また、他のユーザーとルールを共有できますが、コメントやDM機能がないシンプルなシステムになっています。ルールを共有したくないときは、非公開にすることもできます。複数人で継続化を目指したい人はもちろん、一人で黙々とチャレンジしたい人にもおすすめのアプリです。

 

Studyplus(スタディプラス)

習慣化アプリのなかでも、学習に特化して作られているのが「Studyplus」です。教材別に勉強時間やページ数を記録でき、日々の勉強量を自動でグラフ化してくれます。タイムラインの達成目標欄ではユーザー同士が勉強記録をシェアできるので、モチベーションの維持にも役立つでしょう。

また、一週間あたりの勉強時間を設定できる「今週の目標機能」や、試験日までのカウントダウン機能も搭載されています。無理なく習慣化がしやすいのも特長です。

 

ツミログ

「ツミログ」は、ストップウォッチを使った習慣化をコンセプトとしたアプリです。アプリに搭載されたストップウォッチ機能で、タスク完了時の記録が簡単に入力できます。記録データはクラウドに保存されているので、機種変更時にもデータの復旧や閲覧が可能です。

SNSのようなフォロー機能などがないシンプルなアプリですが、行動内容の共有を通してユーザーが応援し合える機能もあります。また、通知やウィジェット機能も搭載されているので、うっかりタスクを忘れたときにも便利です。

 

シェアTODO

家族や友達、カップルで毎日のタスクをシェアできるシンプルなアプリが、「シェアTODO」です。グループ内でTODOリストや進捗状況をシェアできるので、身近な人と一緒に目標達成を目指せます。有料のプレミアム機能を活用すれば、完了したタスクにメッセージを掲載できるのも魅力です。

 

習慣化アプリで継続を成功させる3つのコツ!

習慣化アプリを使う際には、いくつかのコツを意識して活用することで、無理なく行動を継続化していけるのです。ここからは、習慣化アプリで継続を成功させるコツを紹介します。

 

自分の性格を分析する

習慣を定着させるうえで、自分の性格や物事に対する考え方、傾向などを分析しておくことは大切です。「分析」といっても、そこまで難しいものではありません。

自分にサボり癖はあるのか、これまで継続できたことは何か、ご褒美があれば努力できるのかなどをチェックしてみましょう。自分の性格をあらかじめ分析しておくことで、よりこなしやすい計画やチャレンジの方針が立てやすくなります。

 

自分に合った目標を立てる

習慣化アプリを使う際に、自分のレベルに合った目標を立てておくことも重要です。あまりにも大きな目標を立てていると、日々のタスクの負担が大きくなってしまう傾向にあります。

その結果、モチベーションが低下したり、途中で挫折してしまったりする可能性があります。まずは自分のレベルに合った小さな目標から立てていくのが習慣化成功のポイントです。

 

負荷・タスクを増やすのは習慣化できてからにする

習慣化において、自分へ厳しくあるのは大切です。しかし、1つのタスクを達成したからといって、一気に負荷を上げるのはやめましょう。

負荷を一気に上げると習慣化までの過程が苦痛に感じてしまい、結果的に挫折へつながる可能性があります。そのため、負荷やタスクを増やすのは、習慣化が完了し、タスク自体に慣れてきた頃からにしてください。

 

習慣化アプリを利用する際の注意点

さまざまな種類の習慣化アプリがリリースされていますが、実際に利用する際には注意点もあるのです。ここからは、習慣化アプリを利用する際の注意点についてご紹介します。

 

アプリによっては利用時に課金が必要

アプリのなかには、利用時に課金が必要になることがある点には注意しましょう。基本無料で一部の機能を使いたいときに課金をする場合もありますが、料金システムはアプリによって異なります。そのため、実際に利用する際には、アプリ自体が有料か無料かはもちろん、具体的な課金システムもチェックしてください。

 

データの保存には期限が付いている場合がある

特に無料版のアプリについては、記録データの保存に期限がついている場合がある点にも注意してください。期限を過ぎたデータは基本的に削除されます。全てのデータを保管したい場合は、別途メモやアプリなどで記録を残す必要が出てきます。

 

習慣化アプリで三日坊主を防ごう!

習慣化アプリは目標を達成させるだけでなく、達成までの過程を楽しむためにぴったりなツールといえます。自分のレベルや目的に合ったものを選べば、いつもの生活がさらにメリハリのあるものになるでしょう。ぜひ今回紹介した人気のアプリも活用しながら、習慣化の成功を目指してください。

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