餅つきに必要な道具や材料
餅つきには、欠かせない道具や材料があります。おいしいお餅を作るためにも、必要なものはしっかり揃えておきましょう。
臼(うす)・杵(きね)
臼や杵は、餅つきには欠かせない道具です。
臼には、木製の木臼と石製の石臼があります。木臼は重くて安定感があり、餅つき中に餅が冷めにくいのがメリットです。石臼は軽量で設置しやすく、ヒビや割れ目ができにくいという特徴があります。
杵は2本準備することをおすすめします。慣れていない方が餅つきをすると、臼の縁に当たって欠けることがあるため、予備として準備しておくのがよいでしょう。子どもにも餅つきを体験させる場合は、子ども用の杵を準備してください。
臼も杵もレンタルサービスでの取り扱いがあるため、個人や町内会、サークル単位でもレンタルできるか確認しておきましょう。
もち米
もち米は臼の大きさに合わせて、適切な分量を準備しましょう。臼の容量より少なめにすると、餅つきがしやすいです。
例えば3升用の臼を使用するなら、もち米は1.5~2升(15〜20合)を目安にするとよいでしょう。1人当たりのもち米の量の目安は1食分で1合となるため、3升用の臼でできる餅は20食分程度になります。
蒸し器・蒸し布
蒸し器は、1回分のもち米が入るサイズを準備します。臼の大きさが決まったら、臼に合わせて蒸し器を準備してください。また、蒸し器に敷くための蒸し布も必要です。蒸し布には以下のような種類があります。
蒸し布の種類 |
特長 |
麻製 |
もち米がこびりつきにくく、耐久性がある |
木綿製 |
吸水性があるため、柔らかい餅に仕上がる |
初心者の場合は、もち米がこびりつきにくく後片付けが楽な麻製がおすすめです。
調味料や食材
お餅につける調味料や食材は、地域の慣習によっても異なります。一般的には、あんこ・きな粉・ごま・大根おろし・海苔などが多いです。
地域によっては、ずんだあん・柑橘類・キムチ・納豆などをあわせる場合もあります。周囲の方と相談し、準備するものを決めましょう。
餅とり粉
つきたてのお餅をのし餅や鏡餅にする際は、餅とり粉を使います。のし餅とは、のし板に餅とり粉をたっぷり広げてお餅をのせ、上からも餅とり粉をふりかけてのし棒で均一な厚さに伸ばしたものです。お餅が冷めて硬くなり始めたら、好みの大きさに切り、切り餅を作ります。
のし板やのし棒がなかったり伸ばすのが面倒だったりする場合は、お餅を手でちぎって餅とり粉をまぶし、丸いお餅を作るのもよいでしょう。
餅つきの前日に準備しておくこと
餅つきは前日の準備が重要になります。道具や材料の確認はもちろん、当日餅つきをスムーズに進めるための準備をしておくことが大切です。
もち米を研いで水に浸す
もち米は前日に研いで、水に浸しておきます。複数回餅つきを行う場合は、1回分ずつに分けて研いでおきましょう。水がうっすら白くなったら水を切り、浸水用の水をもち米が浸かるまで入れ、ラップをします。
冷蔵庫に入れて保管するのが望ましいですが、場所を取ってしまうため置けない場合もあるでしょう。気温が低い冬に餅つきを行うのであれば、台所等に置いておいても構いません。
木製の臼や杵は水に浸して吸収させる
木製の臼や杵も、水に浸しておくのがポイントです。水を吸収させることで割れにくくなり、餅も張り付きにくくなります。そのため、臼に水を溜め、その中に杵を浸しておいてください。
餅つきのやり方
ここからは、餅つきのやり方を解説します。おいしいお餅を作るためにも、きちんとしたやり方を覚えておきましょう。
①臼の水を捨て、お湯を入れて温める
もち米を蒸し始める5~10分前に、前日から臼に溜めておいた水を捨て、熱湯を入れて温めておきます。その際、杵も臼の中の熱湯に浸し、一緒に温めましょう。
②もち米の水気を切って蒸す
蒸し始める15~30分前になったら、もち米をザルに移して水気を切ります。餅つきをする時間にちょうど蒸し上がるように、時間を調整して蒸し始めるのがよいでしょう。もち米の蒸し時間は強火で45分~1時間弱です。
③ついた餅につける調味料や食材の準備をする
お餅ができあがったらすぐに食べられるように、調味料や食材の準備をしておきます。大人数に配る場合は、使い捨て容器等に1人分の調味料を入れておくと、できてからすぐに食べられます。
味つけしてから配る場合は、パットや平皿などに材料を入れ、お餅を絡める準備をしておきましょう。
④もち米が蒸し上がる直前にお湯を捨てて布巾で拭き取る
もち米が蒸し上がる直前に、臼に溜めたお湯を捨てます。臼を倒して入れ替えても構いませんが、臼は重いため倒す際にお湯でヤケドする恐れもあることから、桶やボウルなどですくいとるのがよいでしょう。
お湯を全部捨てたら、清潔な布巾で臼の水気を軽く拭き取ります。
⑤蒸し上がったもち米を臼に移し、杵で均一に潰す
蒸し上がったもち米は、すぐに臼に移します。まずはつくのではなく、杵に体重をかけて臼のへりに押し付けるようにもち米を潰していきましょう。その際、臼の周りを回りながら、均一に潰してください。臼の縁に出てきたもち米は、手水をつけて内側に入れ込みましょう。
⑥もち米を杵でつく
もち米全体を均一に潰せたら、つき始めます。杵をつく際は振り上げた杵を重さを利用し、落とすようにしてつきます。力んでしまうと杵のコントロールができずに、中心からズレてしまう危険性があるので注意してください。
餅つきは、合いの手を入れながらつくのが一般的です。合いの手は杵でついたお餅を、外から中へ織り込むようにします。臼や杵にお餅がくっつく場合は、つく作業を止めて、お餅をはがして少し濡らしてから再開してください。
全体を均一につくには、お餅全体の上下を1~2度ひっくり返すのがよいでしょう。もち米の粒感がなくなったら完成です。
年に一度の餅つきはレンタルもおすすめ
一般的に餅つきは、年末からお正月にかけて家族や友人、地域のイベントなどで行われることが多く、一年のうち何度も行われるものではありません。そのため、餅つきの道具を揃える際は、購入するよりレンタルがおすすめです。(サービス内容:2024年10月現在)
餅つきの道具をレンタルするメリット
餅つきの道具は大きく、収納する際に場所を取りますが、レンタルであれば必要なときに借りて使い終わったら返せるため、収納スペースが必要ありません。
短期間の利用なら購入するより料金が安くすむことが多いため、餅つきの準備費用を抑えられます。
また、木臼は正しい保管方法を行っていないとカビやヒビができることがありますが、レンタルならお手入れの手間もかかりません。
SARKLAND
「SARKLAND」では、石臼や杵、セイロなどのレンタルが可能です。「もちつきセット」のレンタルだけでなく、もち米やきなこ、のりといった餅つきに必要な材料の販売も行っています。
参加する人数が多い場合に併用すると便利な電気もちつき機もあるため、ぜひチェックしてみてください。
餅つき道具レンタル専門店
「餅つき道具レンタル専門店」は、餅つきに必要なさまざまな道具を取り揃えた全国対応のレンタルサービスです。「本格石臼餅つきセット」であれば、すぐに餅つきを始められます。また、幼児用の杵をレンタルできるため、子どもが餅つきに参加する場合にもおすすめです。
西尾レントオール
総合レンタル業の「西尾レントオール」では、餅つきの道具もレンタルしています。扱っているレンタル品は、石臼・臼台・杵です。
全国対応可能で、基本的には前日渡し、当日使用、翌日返却の2泊3日からレンタルできます。気になった方はぜひチェックしてみてください。
餅つきのやり方を覚えてイベントを楽しもう
餅つきは、前日の準備から当日の流れや餅つきのやり方など、初めての方にはわからないことが多いでしょう。そのため、事前に餅つきに必要なものややり方を調べておくことが大切です。
道具は前もって準備する必要がありますが、年に一度の餅つきなので、臼や杵をレンタルするという選択肢もあります。ぜひ、今回ご紹介したレンタルサービスを利用して、お正月イベントを楽しんでみてください。
※本サイトは西尾レントオールが運営しています。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
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