部屋干しの臭いの原因は主に4つ
部屋干しの際に多くの人が悩まされる生乾きなどの悪臭ですが、洗濯中や物干し時に起こりがちな要因が複数あるとされています。部屋干しの臭いを効果的に対策するためにも、まずは臭いの原因について紹介します。
①雑菌の繁殖
部屋干しで発生する悪臭の主な原因が、洗濯物に付着した雑菌の繁殖です。特に雨の日は外干しに比べて風通しが悪く、洗濯物が完全に乾燥するまで時間がかかります。加えて、洗濯物に含まれる湿気によって部屋の湿度が高くなりがちです。
雑菌は湿気60%以上の環境で繁殖しやすいとされているので、時間の経過とともにどんどん繁殖していき、悪臭の原因になります。
②衣類に残った汚れや洗剤
洗濯時に落としきれなかった汚れや洗剤も、部屋干し時の悪臭の原因の一つです。特に汗や皮脂などに含まれるたんぱく質汚れは洗濯後も残りやすく、これらの汚れは雑菌の主なエサとなります。雑菌がたんぱく質汚れを分解した際に、脂肪酸と呼ばれる悪臭成分を放出します。
部屋干しをした際に発生する「生乾き臭」と呼ばれる酸っぱい臭いやカビ臭さなどは、雑菌が汚れを分解する過程で発生する臭い成分が原因といえるでしょう。
③洗濯槽の汚れやカビ
洗濯物だけでなく、洗濯槽自体に付着している汚れやカビも部屋干しの臭いの主な原因です。洗濯機はカビや汚れの温床になりやすく、蓄積した汚れやカビが洗濯物に移ってしまうことで雑菌の繁殖や悪臭の原因になります。
④通気性の悪さ
乾燥時の通気性の悪さも、部屋干しの臭いの原因です。部屋干しでは洗濯物を置けるスペースが少ないことから、まとめて一か所に置く人も多いのではないでしょうか。実は洗濯物をまとめて干していると、衣類同士が密集してしまい、空気の流れが悪くなります。
通気性が悪いと洗濯物全体が完全に乾燥するまでに時間がかかり、悪臭の原因となる雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
部屋干しの臭いを予防する方法
いくらきれいに洗っていても、部屋干しでは生乾き臭が気になってしまうことが少なくありません。そのため、嫌な臭いが発生する前に予防することが大切です。ここからは、部屋干しの臭いを防止する方法を紹介します。
洗濯物は溜めずにすぐ洗う
洗濯物を洗濯かごに入れっぱなしにせず、こまめに洗うだけでも臭いを防げます。部屋干しの臭いは蓄積した汚れと、これらをエサとする雑菌の繁殖が主な原因であるため、溜めずにすぐ洗うことで汚れや雑菌が増えるのを防止できるでしょう。
また、こまめに洗うことで一回に干す洗濯物の量が少なくなるので、干す際の通気性を確保しやすくなります。
臭いを防ぐ効果のある洗剤を使用する
雨の日で天日干しできない場合は、臭い防止に効果的な洗剤を使って洗うとよいでしょう。特に銀イオンをはじめとした抗菌・除菌成分が入っている洗剤であれば、雑菌の活動を抑えるとされているため、生乾き臭の発生を防ぐのに効果的です。
また、雑菌のエサとなる頑固なたんぱく質汚れについては、酵素を配合している洗剤であれば効果的に落とせるとされています。
洗濯機に入れたまま放置しない
洗う前・洗った後を問わず、洗濯物は洗濯機に入れたままにするのはNGです。洗濯機の内部は湿度が高くて風通しもよくないので、雑菌が繁殖しやすい環境です。着用後の衣類は通気性のよい洗濯かごなどに入れ、できるだけ早めに洗濯しましょう。脱水が終わったらすぐに取り出して乾燥させてください。
風通しを意識して干す
洗濯物が密着しないように干し方を工夫するだけでも、臭いを防止できます。洗濯物一枚一枚へまんべんなく風が通るように、こぶし1個分ほどの間隔を空けながら干すとよいでしょう。
また、丈の長さが異なる衣類をまとめて干す場合はアーチ状になるように、内側に丈が短いもの、外側に長いものを置いて干すと、より風通しがよくなります。厚手のタオルやセーターなどを隣同士に干すと風通しが悪くなりやすいため、薄手の衣類と交互になるように干すのがおすすめです。
サーキュレーターや浴室乾燥機などのアイテムを併用するのもよいでしょう。室内の空気を循環させたり、洗濯物一枚一枚に満遍なく風を当てたりできるので、部屋干しの臭い対策に効果的です。
部屋の湿度を適切に保つ
部屋干しをする空間の湿度を適切に保つだけでも、悪臭の発生を防止できます。洗った後の洗濯物には水分が含まれているので、そのまま干すと部屋の湿度が高くなりがちです。部屋の湿度が高いと洗濯物が乾くのに時間がかかるうえ、カビが発生する原因にもなります。
部屋干しをする際にはこまめに換気を行ったり、除湿機や除湿剤などのアイテムを使って適切な湿度になるように調節してください。
定期的に洗濯槽を洗浄する
洗濯槽に付着した汚れによる部屋干し臭であれば、定期的に洗濯槽を手入れするだけで対策できます。1~2ヶ月に1回の頻度で洗濯槽クリーナーを投入し「槽洗浄コース」などで回す方法で問題ありません。
洗濯機の使用頻度が高いときや汚れが酷い場合は、頻度を増やしたり、しばらく浸け置きしてから回したりするとよりスムーズに汚れを除去できます。
また、一回の洗濯が終わるたびに洗濯機のフタを開けっぱなしにしておくのもおすすめです。フタを開けておくことで洗濯機の内部に湿気がこもりにくくなるので、洗濯槽のカビや悪臭の対策につながります。
部屋干しの臭いが気になるときの対処法
部屋干し時に十分な対策をしていても、洗濯物に臭いが発生してしまうことも少なくありません。そんなときには、手軽にできる臭いを消す方法を実践してみましょう。ここからは、部屋干しの臭いが気になるときの対処法を解説します。
熱湯で煮沸消毒をする
熱湯に浸けて煮沸消毒することで臭いを消せる場合があります。部屋干しの際に発生する生乾き臭の主な原因である雑菌は熱に弱く、60度以上の熱湯に晒されると死滅するとされています。
60度程度の熱湯を入れた大きめの鍋に臭いが付着した衣類を入れ、30分程度浸け置きするだけでOKです。臭いが強くて消すのが難しい場合は、洗剤を加えるとよいでしょう。なお、ナイロンやウールなどの熱に弱い素材の衣類は、熱湯を使うと縮む可能性があるので注意してください。
漂白剤に浸ける
臭いが気になる洗濯物を漂白剤に浸けると、臭いの原因である汚れにアプローチできます。特に酸素系漂白剤は塩素系に比べると漂白力こそマイルドですが、その分色物にも使いやすい傾向にあります。
50度程度のお湯に酸素系漂白剤を入れ、30分浸け置きしましょう。こびり付いたたんぱく質汚れを落とせるので、悪臭を消すのに効果的です。
アイロンを当てて菌の繁殖を抑える
洗濯物にアイロンを当てれば、熱に弱い雑菌を死滅させられるので臭いを消すのに効果的です。特に脱水後で水分が残っている洗濯物であれば、繊維の奥まで熱が伝わりやすくなるので、より効果的に臭いを消せるでしょう。
アイロンの温度は、雑菌が死滅するとされている60度以上に設定してください。脇の部分や首周りなど臭いが気になる部分を中心に、適度にアイロンで熱を当てるとよいでしょう。
部屋干しの臭いに効果的な便利アイテム
部屋干しによる生乾き臭は普段の洗濯や乾燥の仕方によってどんどん目立ってくるので、日頃からしっかり臭い対策することが大切です。しかし、忙しい日だと部屋干し対策がおろそかになってしまうこともあるでしょう。そんなときには、以下のような手軽に部屋干しの臭い対策ができるアイテムを取り入れてみてください。
サーキュレーター
雨の日などで換気が難しいときの部屋干しで活躍するのが「サーキュレーター」です。サーキュレーターは羽根で部屋全体の空気に動きを作れるうえ、湿気が一か所に溜まるのを防ぐ効果もあります。首が上下左右に動かせるモデルであれば、洗濯物へ均等に風を当てられます。
衣類乾燥機
衣類の手入れと一緒に臭い対策をするのであれば「衣類乾燥機」を取り入れてみましょう。乾燥機なら雨の日でも熱風によって洗濯物を素早く乾燥させられるうえ、高温で乾燥させることで雑菌の増殖を抑える効果も期待できます。
除湿機
雨の日などで部屋の湿気が高くなっている場合は「除湿機」を使うのもおすすめです。除湿機であれば、ボタン一つで雑菌が繁殖しにくい湿度に調節できます。洗濯物も素早く乾燥させられるので、臭いの発生を防げるでしょう。
空気清浄機
部屋に広がる生乾き臭には「空気清浄機」を活用してみましょう。空気清浄機のなかには、イオンを発生させることで空気中の臭い成分や雑菌の活動を抑える効果が期待できるものがあります。
また、除湿機能などの部屋干しに便利な機能が搭載されているモデルも多いので、部屋に設置しておくことで効率的に洗濯物を乾燥させられるでしょう。
部屋干しの臭い対策に便利な家電レンタルサービス(2026年5月現在)
衣類乾燥機や除湿機などは効果的な対策になりますが、購入すると高額になりがちです。必要な期間だけ使えるレンタルサービスを活用すれば、コストを抑えて導入できます。
ここからは、部屋干しの臭い対策に便利な家電が借りられる、おすすめのレンタルサービスを紹介します。
Rentio(レンティオ)
「Rentio」は、カメラと家電を中心に取り扱っているレンタルサービスです。除湿機やサーキュレーターといった、部屋干しで便利な家電も気軽に試せます。レンタル期間は「月額制プラン」と一時的な利用にオススメな「ワンタイムプラン」の2つのプランが用意されているので、自分の生活スタイルに合わせて取り入れられるでしょう。
「トラブルあんしん宣言」によって、レンタル中の予期せぬ過失で故障・破損が発生した場合でも、利用者負担は最大2,000円までなため、レンタル初心者でも安心して利用しやすいサービスです。
かして!どっとこむ
1点30日から気軽にレンタルできるサービスが「かして!どっとこむ」です。生活家電を中心に幅広く取り扱っており、1年や4年といった長期レンタルにも対応しています。レンタル品は新品・中古から自由に選べるうえ、レンタル期間中の修理・交換は無料で対応してもらえるので、レンタル品に不安を感じている方には特におすすめです。
CLAS(クラス)
「CLAS」は家電・家具を1点から月額レンタルできるサブスクリプションサービスです。衣類乾燥機や除湿機など、部屋干しに便利な家電も多く揃っています。利用期間をあらかじめ決める必要がなく、交換や返却が必要になったタイミングで手続きできるのも特徴です。気に入った商品はレンタル後に購入が可能なものもあるため、「家電は実際に試してから購入したい」という方にも向いています。
FEED(フィード)
「FEED」は、家電や生活用品をレンタルできるサービスです。除湿機や空気清浄機、サーキュレーターなどの部屋干しの臭い対策に便利なアイテムも気軽に試せます。レンタル期間は「月額制プラン」と一時的な利用にオススメな「ワンタイムプラン」の2つから選ぶことが可能。返却期日は当日23時59分までで、訪問集荷サービスも無料のため、忙しい方にもおすすめです。
しっかり臭い対策をして、部屋干しのストレスを軽減しよう
部屋干しによる生乾き臭は雑菌や汚れが主な原因なので、日頃からしっかり臭いの原因をチェックし、適切な臭い対策を行うことが大切です。本記事で紹介した予防・対策方法に加え、除湿機や衣類乾燥機などをレンタルサービスで試しながら、自分に合った部屋干し環境を整えてみてください。
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