ポジティブシェアリングとは?

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「ポジティブシェアリング」は聞きなれない言葉なので、どのようなものかわからないという人も多いでしょう。そこで、ポジティブシェアリングについて以下で詳しく解説します。

厚生労働省の「こころの耳」の新しいコンテンツ

「ポジティブシェアリング」とは、厚生労働省が運営する「こころの耳」のコンテンツのひとつをいいます。「こころの耳」は、メンタルヘルスのポータルサイトです。働く人だけでなくサポートする家族、事業者や上司、メンタルヘルスの支援者などに向けて役立つ情報を提供しています。そのなかに、2017年より「ポジティブシェアリング」という新しいコンテンツが追加されました。

心と体の疲れのセルフケアを紹介

「ポジティブシェアリング」は、心と体の疲れのセルフケアを紹介するコンテンツです。日々の生活でたまってしまう疲れやストレスと、上手につき合うコツを紹介しています。自分に合う方法やできそうなことを見つけ、家族や友達などに教えて前向きなつながりを広げていくことが目的です。

ポジティブシェアリングで疲れやストレスを解消

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人によって異なりますが、心と体の疲れは睡眠不足や人間関係、仕事の忙しさなどさまざまな要因によって引き起こされます。ポジティブシェアリングはそういった要因とポジティブに向き合い、解消していく一助となります。

ここからは、ヨガやマッサージ、趣味を持つことの大切さなど、疲れとストレスの要因を緩和できる具体的な方法を紹介していきます。どれも手間はかからず、ちょっとしたスキマ時間でもできる方法なので、セルフケアのためにも試してみてはいかかでしょうか。

身体活動|ポジティブシェアリングの方法

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体を動かすことは、ポジティブシェアリングにおいてストレス解消が期待できる方法です。以下で簡単にできるポジティブシェアリング方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

リラクセーションYOGA

「リラクセーションYOGA」では、簡単なポジティブシェアリングの方法を紹介しています。時間や場所を選ばずに、どこでも取り組める自由さが特長です。特定の症状に働きかける5分程度のものから、ゆっくり時間をかけて行うプログラムまであります。1分から行えるヨガの呼吸法やポーズは手軽にできるので、時間のない人にもおすすめです。

ストレッチ

ストレッチは緊張した筋肉をやわらげる効果が期待でき、ポジティブシェアリングでストレス緩和に有効な方法です。仕事で長時間同じ姿勢が続いたり、仕事の量や人間関係のストレスがかかったりすると、筋肉が緊張してしまいます。ストレッチで体を伸ばして緊張した筋肉を緩めると、心身のリラックスに効果的です。呼吸法や背中・首・腰などのそれぞれの部位に合わせたストレッチを行い、ストレスを解消しましょう。

つぼマッサージ

「つぼマッサージ」は、自然治癒力を高める可能性のあるポジティブシェアリングの方法のひとつです。東洋医学において、人間の体には「気」が流れているとされています。つぼを刺激すると滞った気の流れをスムーズにし、体調を回復させる効果が期待できるのがおすすめのポイントです。5分程度行うだけでどんより感を緩和し、リフレッシュにつながるでしょう。

適度な運動

「適度な運動」も、ポジティブシェアリングでストレス解消によいといわれています。激しい運動は避け、軽く汗ばむくらいの体操がおすすめです。ストレス解消には楽しむ気持ちが大切なので、手軽にできる「ラジオ体操」や「ウォーキング」などからはじめてみましょう。

生活習慣|ポジティブシェアリングの方法

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ポジティブシェアリングでは、生活習慣を改善することによりストレスを緩和する方法をおすすめしています。疲れやストレスを取り除き、心と体を健康な状態に導きましょう。

快適な睡眠

ポジティブシェアリングでは、快適な睡眠を心掛けることでストレス解消になるといわれています。快適な睡眠とは、朝に気持ちよく起床して日中は眠くならないことです。快適と感じる睡眠時間は個人差がありますが、毎朝同じ時間に起床して体内リズムを整えましょう。

親しい人との交流

ポジティブシェアリングでは、親しい人との交流をおすすめしています。人に話しても問題が解決しないと思っていたり、相手に迷惑がかかるのではと考えたりして、相談をためらう人が少なくありません。しかし、つらいときには無理せず、友人や上司、同僚などに相談することも大切です。人に話すことで、自分の考え方の傾向がわかり、セルフケアにも役立つでしょう。

笑う

笑いは、ストレスによって乱れた自律神経のバランスを整える効果が期待できます。さらに、免疫力を正常化させる効果も見込めると注目を集める方法です。ポジティブシェアリングにおいても、笑うことはストレス緩和につながるよい方法なので、日常生活に笑いを取り入れ、丈夫な体作りに役立てましょう。

趣味を持つ

趣味を持つことも大切です。仕事が忙しくて趣味の時間が取れないことから、心のバランスを取れなくなってしまう人が多くいます。仕事を離れて、自分の好きなことを楽しむ時間を作りましょう。ストレスの原因から解放されている実感を得られ、仕事への意欲を高めてくれます。また、趣味を介して知り合った友人との交流は新たな人間関係を生み出し、生活の幅を広げてくれるでしょう。

メンタルヘルス不調を予防する方法

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心や体の疲れなどのメンタルヘルス不調は、誰にでも起こりうることです。そのためポジティブシェアリングでは、以下のポイントを押さえることでメンタルヘルス不調を予防する方法を紹介しています。

ストレスへの気づきをよくする

メンタルヘルス不調は、ストレスへの気づきをよくすることが大切です。心や体に疲れを感じていても、ストレスの原因に気づかない場合があります。なんとなく体がだるかったり、やる気がでなかったりすることがあれば注意しなければなりません。

ここ1か月を振り返ってみてください。仕事や職場、家庭環境など、外界からの刺激がストレスになっていないか考えてみましょう。仕事や職場が要因であれば、上司や同僚などのサポートによってストレスが解消される可能性があります。

メンタルヘルスの理解を深める

メンタルヘルスについての理解を深めると、不調をやわらげることも考えられます。メンタルヘルス不調は、精神的に弱い人や甘えている人が起こすと誤解されがちです。休めば治ると思われていたり、復帰しても仕事を任せてもらえなかったりするのではなど、不安を抱えることも多くなります。

しかし、メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうることです。心が強い、弱いは関係なく、ストレス過多の状況下で起こるといわれています。小冊子やオンライン記事を利用してメンタルヘルスの知識を高めることで、不調を予防する効果が期待できるでしょう。

専門家や相談機関を利用する

メンタルヘルス不調の予防には、話を聞いてくれる人を持つことも大切になります。体調に不調をきたし、医療機関を受診しても原因がわからないといった経験をした人も少なくないでしょう。その場合、メンタルヘルス不調が起こっていることがあります。

事業場内に産業医や保健師などの専門家がいれば、一度相談してみてください。事業所内にいない場合は、外部の相談窓口や精神科・心療内科などの専門医に相談してみましょう。また、厚生労働省では「こころの耳メール相談」や「こころの耳電話相談」を開設しています。一人で悩まず、専門的な知識を持った人に相談することが大切です。

ポジティブシェアリングで心と体の健康を保とう

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ポジティブシェアリングは、心と体の疲れやストレスと上手につき合う方法を多く紹介しています。ヨガやストレッチなどの身体活動から生活習慣改善の方法まで、手軽に取り組める方法ばかりです。メンタルヘルスの正常化、健康な体作りの一助になるでしょう。

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