■ライター紹介

企業内ナレーター(広報担当)
Nol運営メンバー。声優・ナレーターの経験からNolの運営のほかに、社内でナレーションや司会業務も行っている。最近の趣味は読書。年間100冊読むことが目標。

POINT

★今回はこんな人にオススメ!

・自分にできる範囲でSDGs達成に向けて取り組んでみたい人
・無理なく社会貢献に参加してみたい人
・フラワーロスに関心のある人
・お花に興味がある人

聞いたことがなかった…「フラワーロス」にたどり着いた理由

私の仕事は、夏の終わりから冬のはじめごろまでが特に繁忙期で、ここ最近目まぐるしい日々が続いています。(執筆当時)夏の疲れを癒す間もなく、次から次へと…。「なんか癒されたいなぁ」と思っていた時、茶道を取り上げた映画『日日是好日』(主演・黒木華,2018)を見ました。

茶室に広がる四季折々の花が、静かにゆったりと季節が移ろいでいくことを教えてくれる描写に癒され、久しぶりにお花を飾りたいなと思いましたが、花屋が開いている時間にはなかなか帰宅できません。自動的にお花が届けばいいのに…。

その時、以前Nol(本サイト)でお花のサブスクサービスを紹介していた記事があったことを思い出しました。
    

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コロナ禍により注目されるようになったフラワーロス。しかし、花業界では花

   
お花のサブスクだけではなく、主に「フラワーロス」について解説しているこの記事。映画を見てお花の良さに感銘を受けていた私は、誰の手にも渡らないまま廃棄されてしまうお花が年間10億本以上もあることに改めて衝撃を受けました。

これはもったいない。上記の記事で紹介されていたbloomee(ブルーミー)は、農家さんやSDGsに貢献できる取り組みをしている、お花の定期便サービス。お花を飾りたいけど、買いに行く時間がない私のニーズにもぴったり! ということで、実際にbloomeeを利用してみることにしました!
  
   

そもそも「フラワーロス」ってどんな問題?

bloomeeの体験レビューの前に、改めてフラワーロスについて簡単にご紹介します。
 
  
「フラワーロス」とは、生産・出荷されても、誰の手にも渡らず廃棄されてしまう花のことです。先ほども触れましたが、行き場をなくして廃棄されるお花は、年間10億本以上にのぼります。
主な廃棄の理由は、
「生産量の多さ」「規格外の花の廃棄」「流通過程での劣化」など。



そのほか、コロナ禍での急速な需要の落ち込み、また近年の冠婚葬祭(特にブライダル)での需要減少なども影響し、お花を出荷する先がなくなってきているのが現状です。

種類や季節にもよりますが、花は「なまもの」ですから、一般的に1週間前後~10日程度で枯れてしまうにも関わらず、箱単位(ロット)で流通しているため、必要な分だけ仕入れるというのも難しいようです。

   
そのような状況の中、花のサブスクリプションは利用者が急増しているとのこと。サブスクをきっかけに、お店の集客アップに繋がった、従来お花を飾っていなかった層にも手軽に利用されるようになったなど、フラワーロスを改善するサービスとして期待されています。
      

「ときめきが続く、お花の定期便」:bloomee(ブルーミー)

bloomeeは、会員数10万世帯を突破した、日本初・最大級のお花のサブスクリプションサービスです。bloomeeは、独自の工夫や取り組みが評価され「お花のSDGs」として、経済産業省が主催する「日本スタートアップ大賞2022」において、農林水産大臣賞を受賞されています。

さっそくその取り組みや利用方法をご紹介します!

bloomeeの特徴

フラワーロス0(ゼロ)を目指す仕組み

bloomeeはサブスクサービスだからこそ、事前に必要な分だけお花を仕入れています。売れ残りなどのロスを減らすことで、日本中のサステナブルなお花の消費へ貢献することができます。
    

新基準「ブルーミー規格」

お花には茎の長さなどの「規格」があり、品質が良くても形が悪いと規格外と判断され、価値がつきにくくなるものがあります。bloomeeでは規格外の花も含め、適正価格で独自に買い付け、手頃なブーケとして届けています。
 
また、届いたお花に元気がなかった場合には、無料の再送依頼を申し込めるなど、品質保証もしっかりしてくれています。
    

ポストに届いて、受取ラクラク

今回利用した「お試しプラン」では、基本手渡しでの配達は行っておらず、ポスト投函でお花が届きます。再配達が発生しないため、物流・運送業界で注目されている2024年問題にも貢献するサービスモデルになっています。

また、お花を梱包している専用のパッケージは、お花を衝撃から保護する構造になっているだけでなく、「フォレスト環境基金活動」(※ザ・パック株式会社の活動)としてパッケージ費用の一部が、森林保全の活動に役立てられています。
   

利用開始方法・サービス概要

サービスの開始はとっても簡単で、新規登録から必要事項を入力し、希望するプランを選択すれば完了です。単品購入もできますが、少しお高くなってしまうので、まずは1か月と思い、私は「お試しプラン」を選択しました。

ちなみに、お花の内容は実際に届くまで分からないのですが、組み合わせや色味はプロの方がアレンジしてくれているとのこと。

気になる方は、公式ホームページの「ご利用者の声」から写真付きでレビューが見れるので、どんなサイズ感・お花の感じが届くか見ておくと、より安心かと思います。
  
       

    
他のプランや配送頻度、お支払い方法などは、下記にまとめてみましたのでご覧ください。

料金プラン お試しプラン 980円
(送料別途385円)
総額:1,365円
ベーシックプラン 2180円
(送料別途550円)
総額:2730円
お花の本数 4本以上(グリーンを含む) 8本以上(グリーンを含む)
配送方法 ポスト投函 手渡し配達
お届けペース 毎週お届け
※配送時期のスキップ可能
毎週お届け
※配送時期のスキップ可能
お届け曜日 水曜~金曜 水曜~金曜
※希望曜日の指定可能
※時間帯の指定可能
必要購入回数 4回
※単品購入も可能(価格は上がる)
4回
※単品購入も可能(価格は上がる)
支払い方法 Amazon pay・クレジットカード Amazon pay・クレジットカード

     
      

実際に利用してみた

いきなりトラブル発生…

お花を注文し発送されると、登録したメールアドレスには配達中の連絡が届きます。お届け予定日に楽しみにしながら帰ったのですが、お花が届いていません。住所の記載を間違えたかなと思っていると、翌日、bloomeeのサポートスタッフさんからお電話がきました。

なんと、私の住んでいる建物が特殊 でポスト投函ができなかったのです…。
 
 
難しく、結局会社に届けてもらうことになりました。返ってきたらお花が待っている状況を楽しみにしていたので少し残念でしたが、サポートスタッフの方はとても親切・丁寧・迅速に対応してくれました。思ってもみないところで躓いてしまいましたが、おかげで安心してお花が来るのを待つことができました。
   
   

届いたお花たち

今回はお試しプランということで、1ヵ月お花を届けてもらいました。

専用のパッケージは下記のような感じで、中でもお花が折れないようにしっかりと作られていました。花束の切り口にはエコゼリー(保水材)がついていて、お花は萎れていないようでした。

  
個人的に1番楽しみにしていたのは、同封されている「お花のガイドブック」。
届けられたお花についての解説や花言葉が記載されています。飾り方のポイントやお世話の方法も書かれており、付属の栄養剤も活用して、少しでもお花が楽しめるようになっています。
  

お花を実際に飾ってみた

①・③は、自宅で飾ったもの。ずっと使いどころがなかった花瓶が役に立ちました。
毎朝目に入るベッド横の窓際に飾って、朝からスッキリした気持ちに!


②は、出張中であいにく自分で受け取れなかったのですが、同じ部署の方が素敵に飾って、お世話までしてくださいました。実は執務室に花瓶がなく、急遽タンブラーを使ってお花を生けているのですが、フラワーアレンジメントがおしゃれなので、良い感じに絵になりました!

また、打合せスペースにも置いてもらい、男性陣の会議も楽し気に見えます!
   

    
     

使ってみた正直レビュー

よかったこと

・登録内容も、プラン説明もシンプルで簡単
・お試しプランの花束サイズがちょっと飾るのにちょうどよかった
・トラブルがあってもスタッフが丁寧に、迅速に対応してくれる
・届くまでどんなお花がくるかは分からないのでサプライズ感がある
・プロのアレンジした花束が届くので本当にそのまま飾っても様になる
・お花があるだけで癒されたり、慰められる
 
 
お花を注文した時期は色々重なったり出張があったりと忙しく、特に先ほどの③のお花が届いた夜は疲れ切っていました。「と、とりあえず花瓶にいれなきゃ…」と、這うようにして箱を開けると、ビタミンカラーのオレンジのバラがまず目に飛び込んできました。
  
さらに、私が大好きで大好きで仕方ないカスミソウも添えられていて、思わず「わぁ…」と声が漏れました。そのあと丁寧に花瓶を洗って活けた花を眺めていると、なんだか自分にも優しくできた気がして、とても嬉しく癒された心地がしました。
   
   
ちなみに農林水産省の調べによると、花の鑑賞することは、「脳の活動に影響を与え、心理的、生理的に生じたストレス反応を緩和する」そうです。

あらかじめ確認しておくこと

・住んでいる家はポスト投函が無事できるか調べておく
・花はさみは1つあった方がいいかも
 
 
専用のパッケージが入るのは、投函口の大きさ:タテ4.5cm×ヨコ16cm以上、ポストの奥行き:15cm以上です。私のようにポスト投函しにくい家だった!ということがないように、あらかじめ確認しておいた方がいいと思います。

また、届いた時、一部茎が傷んでいそうな部分があったので、水切りしたかったのですが、自宅にはさみを置いていませんでした。また、お花のガイドブックでも一部切り戻しを推奨しているお花もあるので、少しでもお花を長持ちさせたい方は、1つ持っているといいかと思いました。
 
  

手軽なサービスで癒やされながら社会貢献してみよう

「フラワーロス」の問題とbloomeeの体験を交えてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
各農家さんと協力・連携して、廃棄が出ないようにしつつも、品質の高いお花を届けてくれるbloomee。

顔と顔を突き合わせているわけではありませんが、お花を受け取った瞬間、自分の心が癒されるだけでなく、お花を大事に育ててくれた誰かも喜んでくれている。そんなことを想像すると、社会と自分の繋がりも感じられる気がしました。

お花が好きな方、SDGsや社会課題に関心があるけど何から始めたら分からない方は、ぜひお花のサブスクを試していただけたらと思います。

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