フードシェアリングとは?

サスティナブルな仕組み

フードシェアリングとは、そのままでは廃棄処分となってしまう食品などをニーズがある消費者と繋げることで、食品ロス・無駄を削減する仕組みです。
世論で「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」が注目される機運が高まりつつあります。
その中でも項目の一つとされている「世界の食品廃棄の半減」に貢献する取り組みとして、実店舗を構える飲食店をはじめ、消費者も通販サイトやアプリを通じて食品を安い料金で必要なものを手に入れられるサービスです。
 

フードシェアリングの仕組み

ネット通販型・店舗型に分けて仕組みを解説!

フードシェアリングは少しずつ知られていて、活用することでリーズナブルに通販で買い物できたり、飲食店で食事ができたりと人気が出始めています。
しかし、まだまだ新しい取り組みとなっているため、「ネット検索して調べる」や「アプリをダウンロードする」など目を向けなければ見つけにくいサービスです。
ここでは、フードシェアリングの仕組みをネット通販型や飲食店などの店舗型に分けてそれぞれ仕組みや特徴を解説します。
 

ネット通販

ネット通販型のフードシェアリングは、賞味期限が迫ったり、通常の基準では店頭に並べられなかったりした食品などを安い料金で購入できるサービスです。
消費者目線で考えると「リーズナブルな価格で買い物できる通販サイト」として人気です。
私たちの身近な認識としてはスーパーの「閉店前の割引」や「訳ありセール」を仕組み化し、通販にしたサービスに近いものがあります。
 

食材以外の通販もある!

フードシェアリング通販サービスは、食材以外にも化粧品やペット用品〜少し古くなった型落ちモデルの家電などあらゆる商品が取り扱われています。
流通には乗らない商品や需要が少なくなったものを安く手に入れられることや、廃棄を減らせるなど、売り手・買い手ともにメリットがあるサービスです。
 

飲食店などの店舗

飲食店などの店舗型フードシェアリングは、賞味期限が近い食材や予約の急なキャンセルなどで、余剰となってしまった料理などを低価格で食べられるサービスです。
自治体と連携した取り組みなど、食品ロスに関するエコな視点だけでなく、実際に売上を維持・向上するための仕組みとして注目を集めています。
「賞味期限が近い」と聞くと『安心して食べられる?』と不安になってしまいますが、衛生基準がきちんと設けられているため、心配はいりません。
 

フードシェアリングサイト・アプリ

飲食店や生産者と消費者をつなぐのが「マッチングサイト・アプリ」です。
店舗や生産者はアプリへ登録し、その日に余ってしまいそうなメニューや食品を出品します。
商品の購入が確定すると買った人は店頭で商品を受け取りますが、アプリによってはすでに決済を済ませて引き取りに行く仕組みが採用されているので、受け渡しもスムーズに行えるのがメリットです。
 

フードシェアリング通販の利用料金は?

通販利用の料金や利用の流れは?

フードシェアリングを出品者として利用する際に気になるのは、『どれだけの料金・コストが必要になるのか』ではありませんか?
ここでは、出品者と消費者を繋ぐ人気通販サイト「tabeloop」を例に挙げて出品手数料などのコストから仕組みまでを解説します。
 

出品手数料は無料!

「tabeloop」から出品するには、会員登録が必要です。
登録費用や月会費などの料金は不要。必要な食品を必要な人のもとへ直接届けられます。
中間コストを掛けずに利益を出しやすいほか、食品ロスの削減に繋げたり、元々の収益以上の売上を獲得したりと新しい販路として利用している出品者もいます。
 

通販サイト利用の流れ

商品をアプリ上に出品し、注文されるのを待ちます。
注文が入ったら「tabeloop」から入金確認の連絡を待ち、発送手続きを行い、受け取りが済めば取引は完了です。
購入された商品購入代金のやり取りはサイト上で行われるため、出品者は売り上げ管理の手間を省くことにも繋がります。
購入代金は月末締め、翌月にサービス利用料金を差し引きして指定の口座へ振り込まれるのが一連の流れです。
 

どんな人が利用している?

「tabeloop」は、企業・個人をつなぐフードシェアリングプラットフォームです。
出品者は、地域の生産者や食品メーカー、小売業が多く利用しています。
購入者は、居酒屋やレストランなどの飲食店や、学生寮の食堂など、食品を多く使う企業や団体が利用しています。
もちろん個人が一般の通販サイトのように利用することも可能です。
 

フードシェアリングおすすめ通販!(2021年7月末現在)

おすすめ人気の通販サイトをチェックしよう!

ここでは、フードシェアリングを利用する上でおすすめの通販サイトやアプリを紹介します。
紹介するフードシェアリングサービスは消費者として登録し、通販を利用するだけでは料金が発生することはありませんので、まずは気軽に消費者として会員登録し、通販の利用から始めてみてはいかがでしょうか?
 

おすすめフードシェアリング通販1:tabeloop

おすすめフードシェアリング通販1つめは「tabeloop」です。
料金の項目でも例として紹介した「tabeloop」は、農産物をはじめ肉や魚などを豊富に取り扱っています。
生産過剰となった食品や賞味期限が近い商品がたくさん出品されているのが特徴。
利用料金は販売料金の15%を手数料として支払う以外は必要ありません。
 

おすすめフードシェアリング通販2:KURADASHI

おすすめフードシェアリング通販2つめは「KURADASHI」です。
「KURADASHI」は、フードロス削減に協賛する企業から提供を受けた商品を格安で販売する「社会貢献型ショッピングサイト」。
出品する際、登録料や手数料は一切必要ありません。
取り扱い商品は幅広く、食品から日用雑貨まであらゆるものが手頃な価格で販売されています。
 

おすすめフードシェアリング通販3:Otameshi

おすすめフードシェアリング通販3つめは「Otameshi」です。
「Otameshi」は、『いいものをお手頃価格で購入しながら社会貢献できるサイト』をスローガンにしたショッピングサイトです。
主な取り扱い商品のインスタント食品や化粧品、ペット用品などをお得に購入できます。
 

おすすめフードシェアリング通販4:タダヤサイ

おすすめフードシェアリング通販4つめは「タダヤサイ」です。
「タダヤサイ」は、生産者が過剰生産した野菜などを無料で出品できる販売サイト。
特徴は「初回登録時は、通常10万円の費用が必要になるメールマガジン広告を無料で利用できること」です。
取り扱い商品は野菜や飲み物、加工品などを取り扱っています。
 

おすすめフードシェアリング通販5:豊洲市場ドットコム

おすすめフードシェアリング通販5つめは「豊洲市場ドットコム」です。
「豊洲市場ドットコム」は、販路がなくなってしまった水産品やフルーツなどを手頃な価格で販売しています。
出品者としてはFAXや電話などの手法でECサイトで販売できる仕組みが特徴です。
 

おすすめフードシェアリング通販6:TABETE

おすすめフードシェアリング通販6つはめ「TABETE」です。
「TABETE」は、閉店時間ギリギリで食品やパンなどを余らせている販売者と消費者を繋ぐサービス。
出品者はメニューの終了時間やお菓子やパンなどの入れ替え時間が近づき、廃棄しなければならなくなる前にサイトへ掲載できます。
消費者はリーズナブルな価格で商品を購入でき、出品者は初期費用1万円+販売手数料150円でサービスを利用可能です。
 

おすすめフードシェアリング通販7:ロスゼロ

おすすめフードシェアリング通販7つめは「ロスゼロ」です。
「ロスゼロ」は、規格外商品や余剰在庫となってしまった商品「食品ロス予備軍」と消費者・企業を繋ぐサービス。
お菓子や加工品、飲料などの取り扱いが豊富です。
出品者として利用する際は問い合わせした上で、ロスゼロへ商品を送付すれば完了します。
 

フードシェアリング通販のメリットや注意点

フードシェアリング通販のメリット

フードシェアリングを取り入れる事業者のメリットは、廃棄コストを減らせることや食品ロスを減らせることなどが挙げられます。
コストや売り上げ以外にもチェックしておきたいメリットをここではそれぞれに分けて解説します。
 

フードシェアリング通販のメリット1:食品ロスの削減

フードシェアリングを使うメリット1つ目は「食品ロスの削減」です。
食品を廃棄すると利益はゼロ。
しかし、フードシェアリングを利用し、購入者が買い手がつけば売り上げに繋がります。
また、廃棄する食品が減ると廃棄するのに必要なコストを減らすことも可能です。
環境保全に繋がるので社会的活動に貢献できるというメリットがあります。
 

フードシェアリング通販のメリット2:生産者支援

フードシェアリングを使うメリット2つ目は「生産者支援」です。
過剰生産になったり、従来の品質基準では出荷できなかったりした食品を使うことで、生産者を支援できます。
また、直接購入することで安い値段で食品を仕入れることもできます。
 

フードシェアリング通販のメリット3:ブランディング

フードシェアリングを使うメリット3つ目は「ブランディング」です。
フードシェアリングへ参画すると消費者から『食品を大切にするお店』や『環境に配慮した活動をしている』と認識され、自社のブランディングにも繋がります。
 

フードシェアリングの注意点

フードシェアリングは、メリットもたくさんありますが、フードシェアリング特有の注意点もあります。
基本的に廃棄直前の食品などとなるため、手に入れたら早く消費しなければならないことや、商品を購入しても到着日の指定ができないことなどが挙げられます。
また、どれくらいの商品が出回るかは決まっていないため、常に同じ商品を購入できるとは限らないことを覚えておきましょう。
 

フードシェアリングで食品ロスを減らそう!

フードシェアリングとは、食品や飲食店で急に使わなくなった食材などを廃棄することなく、考え出された仕組みです。
近年、「フードロス」がSNSなどで話題となる機会も増え、気になっていた人も多いのではないでしょうか?当記事ではフードシェアリング人気通販サイト・アプリを7つ厳選して紹介しました。
また、フードシェアリングの仕組みや、料金とメリットも解説しましたので、利用する際の参考にしてみてください!

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