山林がシェアできるサービスがあるって本当?

山林がシェアリングできるサービスが人気

近頃は、キャンパーと山主の悩みの解決につながる山林シェアサービスが普及してきています。山林シェアサービスとは、山林を貸したい山主と、キャンプなどができる空間を探している人をマッチングするサービスです。

私有地である山林をシェアするサービスが生まれた背景には、時代の流れによるキャンパーと山主の事情が関係してきます。アウトドアブームの高まりで、整備されていない大自然で本格的なキャンプをしたいキャンパーが増えたことが理由の1つです。新型コロナの影響もあいまって、プライベート空間でアウトドア活動が楽しめる山林シェアは高い人気を集めています。

 

山林の保全にもつながる点が特長

山林シェアは、山主からは山林管理の悩みが解決できるサービスとして、注目されています。人口の減少や高齢化といった理由に加えて、費用の問題から山林の管理が難しくなっているためです。山林をシェアリングすれば管理もしやすくなることから、サービスを利用し始める山主も少なくありません。山林の管理が行き届かなければ災害にもつながる可能性があるため、地域的にも意義があります。

 

【キャンパー向け】山林シェアサービスのメリット

自分だけのキャンプ場ができる

自分だけのキャンプ場ができることは、キャンパー向けの山林シェアサービスの最大のメリットといえます。一般的なキャンプ場は、大勢の人で混雑することも珍しくありません。人が多いほど他者に配慮する必要があり、トラブルが生じる可能性も高くなります。

しかし、山林シェアを利用すれば、個人や家族、気のおけない仲間内だけでのびのび楽しめるキャンプ場ができます。サービスによっては、シェアした場所を自分好みのキャンプ場に変えることも可能です。自分だけのキャンプ場でアウトドアを満喫したい人は、山林シェアの利用を視野に入れてみましょう。

 

ワンランク上のキャンプが楽しめる

山林シェアサービスを利用すれば、ワンランク上のキャンプも楽しめるようになります。人の手があまり入っていない山林をシェアできることは、キャンプ上級者向けのメリットです。管理・整備されたキャンプ場では物足りなくなった人や、自然をより身近に感じたいという本格志向の人から人気を集めています。場所によっては小さめの樹木の伐採や山菜・果実の採取がOKなところもあるので、ワイルドキャンプが可能です。

 

プラスアルファの活用もできる

プラスアルファの活用ができることは、キャンプ以外のアウトドア活動を楽しみたいキャンパー向けのメリットです。相談次第で、ドローンを飛ばす練習などといった利用がOKなところも見つかります。キャンプ以外の楽しみ方の自由度が高い点も、山林シェアサービスの魅力のひとつです。

 

山林を購入するより手軽

山林シェアなら、山林を購入するより手軽に利用できます。本格的なキャンプを楽しみたくて整備されていない山林を使いたくても、山主でなければ入山許可が必要です。そのため、個人で山林を購入するキャンパーも増えていますが、購入費・維持費などの費用が必要となります。

山林は、基本的に高い買い物です。購入した場合は、登記の手続きに加えて固定資産税・山林の管理費・森林の組合費などの費用も必要になります。山林シェアなら限られた期間のレンタル料金を払うだけでよいので、手軽でおすすめです。

 

【山主向け】山林シェアサービスのメリット

レンタル料が還元される

レンタル料が還元されるというのが、山主向けの山林シェアサービスの大きなメリットです。山主として山林を所有していても、眠っている資産であったり、資金不足で管理しきれなかったりするケースがあります。

しかし山林シェアで貸し出せば、キャンプ場のレンタル料が山主に還元されるようになります。その結果、収入が増えるので、維持費や管理費が賄える可能性が出てくるのです。せっかくの山林を遊ばせておきたくない人は、山林シェアを利用するのもひとつの手です。

 

希望者とのマッチングが簡単に

山林シェアサービスを利用すれば、レンタル希望者とのマッチングが簡単になります。山主自身が山林レンタル希望者を募集したり探したりするのは、大変なことです。シェアサービスに登録しておくことでマッチングが簡単になるので、シェアリングしたい山主は活用してみましょう。なかには、無料でレンタル予定地のPRホームページを作成してくれるサービスもあります。

 

キャンプ場以外の活用法を相談できる

山林シェアのサービスによっては、キャンプ場以外の活用法も相談できるものがあります。所有する山をキャンプ場以外のレジャー場所や、自然教室のような学びの場として使えるか相談してみましょう。特用林産物の開発を試みるための相談も可能です。

また、山林の保守管理方法や、代理管理サービスはあるのかといった相談に応じてくれるサービスもあります。所有する山林の管理に悩んでいる人は、山林シェアサービスを通して相談してみましょう。

 

山の管理・保全面の対策になる

山林シェアサービスの利用は、費用以外の点から管理・保全面の対策になります。キャンパーにレンタルすることで、定期的に山林に人が入るようになるためです。キャンパーの手によってレンタル場所までの林道が整えられたり、荒れた土地が整備されたりするケースがあります。また、人が入ることで害獣を遠ざけるという効果も期待できます。

 

山林シェアサービスの利用方法

キャンパーの場合

山林シェアサービスは、「登録→内覧会→選考→契約・入金→利用開始→契約更新or終了」の流れでの利用が一般的です。注意しておきたいのが、サービスに登録すればすぐにレンタルできるとは限らない点です。レンタル希望者が多数いる場合、選考が行われてから利用確定となります。

キャンプ場の利用開始は、利用確定後に契約や入金をしてからです。申し込みは時間がかかることを念頭に置いておきましょう。一度レンタルしてしまえば、契約期間の満了時に継続か終了かを選べるようになります。ちなみに、山林シェアサービスではマナーと利用場所ごとの規約などがあるので、契約期間中は必ず守るように気をつけましょう。

 

山主の場合

山主の場合、「問い合わせ(山林の特長や希望提出)→サービス会社からの質問→登録→利用開始→収益入金」の流れが一般的で、キャンパーよりも手軽な流れで利用できます。

利用する際は、後々のトラブルを避けるためにも、キャンパーへの要望や禁止事項などをサービス会社と相談して決めておきましょう。

 

山林がレンタルできるおすすめシェアサービス(2022年5月末現在)

YAMAKAS(ヤマカス)

「YAMAKAS」は山林シェアサービスの大手です。キャンパーは月単位からレンタル可能なところが多く、年単位での契約や日貸しがOKな場所もあります。大手であるだけに、設備付きのキャンプ場からワイルドキャンプができる本格的な場所まで、選択肢の幅の広さが特長です。アクセスやロケーションなども吟味しながら、好みの場所を選びましょう。料金相場は月単位15,000~18,000円前後ですが、探せばさらに安い場所も見つかります。

山主が利用する場合は、しっかりとしたキャンパーとマッチングしやすいというメリットがあります。登録されているキャンパーは、身分証明書登録済み・キャンプやトラブル対策に関する知識確認済みです。また、山守というサービスと提携していることから、山林の保守管理やキャンプ場以外の活用法の相談も可能です。全国どこの山主でも登録OKなので、活用してみましょう。

YAMAKAS(キャンパーの場合)
利用料 月単位15,000~18,000円前後
場所 関東・中部・近畿・中国・九州地方の山林
YAMAKAS(山主の場合)
利用料 レンタル料から手数料が引かれる
特色 山林に関する相談可・山林引き取りサービスなど
 

野山シェアリング

「野山シェアリング」は、自由度が高い山林シェアサービスになります。キャンパーは、利用日を予約して使用する形になるので、特定の期間の契約は必要ありません。キャンプだけでなく山菜採取などでの使用もOKで、いろいろなアウトドア活動を楽しみたい人に人気です。利用料は一人単位での支払いで、入山のみであれば500~1,000円、山菜採取込みだとプラスアルファの料金で利用できます。

山主の場合は登録後サービス会社から連絡を待ち、日程の確認と入山許可を出すことになります。賃料は最低500円以上であれば自由に設定でき、「レンタル地の草刈りをしてくれれば1,000円引き」という条件を出して貸し出すことも可能です。全国から登録OKなので、キャンパーへの要望や禁止事項などをサービス会社と相談しながら利用しましょう。

野山シェアリング(キャンパーの場合)
利用料 一人単位500~1,000円(高校生以下無料)
場所 群馬県・静岡県・香川県・広島県の山林
野山シェアリング(山主の場合)
利用料 賃料の50%の手数料
特色 賃料の設定・割引の条件の設定が可能
 

forenta(フォレンタ)

「forenta」は、株式会社山共が自社で所有、または管理委託を受けた山林をレンタルするサービスです。主に利用できるのはキャンパーで、年間契約で土地がレンタルできます。ただし、会社が所有する山林がメインなので、選択肢は岐阜県と静岡県のキャンプ場が中心です。レンタル料は岐阜県なら年間66,000円、静岡県だと年間132,000円になります。

forenta(キャンパーの場合)
利用料 岐阜:年間66,000円・静岡:年間132,000円
場所 岐阜県・静岡県の山林
 

山林シェアサービスに登録してみよう

山林シェアは、キャンパーにとっても山主にとってもメリットが多いサービスです。利用されない山林は荒廃して災害の原因になる可能性があるので、シェアサービスで有効活用されることには大きな意義があります。プライベート空間で自由なキャンプを楽しみたい人、所有する山林に関して悩みのある人は、山林シェアサービスに登録してみてください。

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