無人島がレンタルできるって本当?
無人島レンタルは、まだ知らない人も多いサービスです。そこで、どのようなサービスなのか解説します。
地方創生の取り組み
無人島レンタルは、地方創生の取り組みに関わるサービスです。シェアリングエコノミーを提供するサービスと無人島を所有する地域をつなぎ、関係人口の創出や拡大を目指しています。地域は使用していない無人島を活用でき、借主は所有することなく利用できるのが利点です。
キャンプからサバイバル体験まで
キャンプ場や宿泊施設が整った場所から、本格的なサバイバル体験ができる場所まで、さまざまな無人島があります。無人島によって提供しているサービスが異なるため、事前によく調べてから参加するのがおすすめです。
貸し切り&レンタル可能な無人島の選び方
無人島レンタルは多くの場所で行われているので、どこがよいか迷うこともあります。以下で無人島の選び方を紹介するので、参考にしてみてください。
エリアで選ぶ
まずは、エリアから選ぶのがおすすめです。関東から行ける無人島は数少なく、主に関西・九州・沖縄などのエリアが多くなります。行ってみたい場所や自宅からのアクセスがよい地域など、興味のあるエリアを選びましょう。
目的に合わせる
無人島レンタルは、目的に合わせた選び方をするのもよいでしょう。個人的に参加したり貸し切って仲間と過ごしたり、サークルや団体でイベントを開いたりと、さまざまな目的で利用可能です。また、キャンプやBBQ(バーベキュー)、マリンスポーツなどのアクティビティを楽しめる無人島もあります。無人島でどのように過ごしたいのかを考え、目的に合った場所を選びましょう。
アウトドアの知識レベルに合わせる
アウトドア初心者の場合、必要なアイテムを揃えるのは大変なため、施設の整った無人島を選ぶのがおすすめです。中級者であればBBQやキャンプ、上級者は何もない場所でのサバイバル体験などなど。このように、無人島レンタルは、自分のアウトドアの知識レベルに合わせた選び方をすることが大切になります。
貸し切り&レンタル可能な無人島のおすすめ5選(2022年6月末現在)
無人島レンタルを行っているサービスから、おすすめのものを紹介します。それぞれ特長のある無人島を紹介するので、目的に合った場所を見つけるための参考にしてみてください。
BBQから1日1組限定の貸し切りまで|地ノ島(和歌山県)
無人島プロジェクトが提供する無人島セレクトのひとつ「地ノ島」は、関西空港から電車や船を乗り継いで約1時間の場所にある無人島です。島のエリアごとにさまざまなプランを展開しています。メインビーチで行っているのは、日帰りのBBQプランや好きなところにテントを張れるキャンププランです。
定期船が来ない秘密のエリアでは、約束の日まで迎えが来ないサバイバルプランに挑戦できます。内陸部にある多目的フィールドは、プライベートエリアプランとして1日1組限定の利用が可能です。
BBQやキャンプでは道具付きの手ぶらで楽しめるプランがあり、比較的料金も安いため気軽に参加できます。道具を持っている人は必要なものだけをレンタルできるプランを利用して、値段を安くすることもおすすめです。
関西の本格的なサバイバルプラン|沖ノ島(和歌山県)
「沖ノ島」も無人島プロジェクトが提供している無人島セレクトのひとつで、地ノ島と同様に関西エリアの無人島です。1グループだけで貸し切り、「サバイバルエリア」として用意された専用の場所にテントを張って過ごします。海水浴場やキャンプ場としての営業はしていないため、プライベートな空間を楽しめるプランです。
テントやランタン、焚き火台などのキャンプに最低限必要なもののみがセットになっています。特別な設備がない場所でのキャンプは、自分で釣りをして食材を調達するような本格的なサバイバル体験を叶えてくれる無人島です。
1島まるごとキャンプ島|KUJIRA-JIMA(岡山県)
「KUJIRA-JIMA」は、瀬戸内海の沖合に浮かぶ無人島です。1日1組限定で、1島をまるごと貸し切りできる完全なプライベート空間になっています。日帰りでマリンアクティビティが満喫できるデイキャンププランから、コテージを利用するコテージ&グランピングプランまで全部で4プランです。
広々としたキッチンには、調理器具や食器、カトラリーなどすべて揃っています。別料金になりますが、瀬戸内海鮮や地元野菜が入ったBBQセットの注文も可能です。さらに、温水シャワールームやウォシュレット付きの水洗トイレも完備され、無人島とは思えないほどの充実した水廻りになっています。
関東で気軽に行ける無人島|猿島(神奈川県)
「猿島」は、東京湾に浮かぶ唯一の自然島です。砲台と弾薬庫のある要塞の島だった猿島は、現在では自由に散策できます。周辺一帯は浅瀬になっているため、釣りやBBQ、磯遊びなどのアクティビティを楽しむことが可能です。BBQ機材はレンタルできるので、食材だけ準備していきましょう。
安い宿泊料金でさまざまなアクティビティ|ナガンヌ島(沖縄県)
「ナガンヌ島」は、比較的安い料金で利用できる無人島です。日帰り、キャンプ体験、オーションウォークなど、さまざまなプラン・ツアーがあります。レストハウスには温水シャワーとエアコンが完備され、暑い夏でも快適です。宿泊プランではワンプレート料理が1泊に2食付いていますが、BBQにアップグレードして贅沢な夕食も楽しめます。
貸し切り&レンタル可能な無人島への基本の持ち物
無人島レンタルをするには、十分な準備が大切です。基本的に必要なものを以下にまとめたので、確認しましょう。
テント・タープ
無人島レンタルでは、テントを準備しておきましょう。宿泊施設のない無人島では、自分で寝床作りをしなければなりません。設営に時間のかかるものは避け、なるべく簡単にできるものがおすすめです。また、日陰の少ない無人島では自立式タープがあると便利です。海辺でレジャーを楽しんだり調理したりするときに、強い日差しを遮るために役立ちます。
寝袋・毛布
寝袋や毛布も、無人島レンタルする際は準備しておきましょう。無人島の気温は日中快適に過ごせても夜になると急に冷え込む可能性があるため、寝袋や毛布が必要です。さらに、無人島の地面はゴツゴツしている場合があるので、緩和する役割をしてくれます。
虫対策グッズ
無人島レンタルでは、虫対策グッズが欠かせません。特に、蚊に対しての対策が必須となります。長袖・長ズボンを着用することによってある程度の対策になりますが、虫除けスプレーや蚊取り線香などがあると便利です。
水
水は無人島レンタルに、必須の持ち物といえます。水道がない無人島では、飲み水の確保が重要です。人の体は約60%が水分で作られているため、不足すると体に支障をきたす可能性があります。健康維持には飲み水を持参し、こまめな水分補給を心掛けましょう。
食材・調理器具
食材や調理器具も、無人島レンタルには必要なアイテムでしょう。現地で食材や調理器具の代わりになるものを調達するのは難しいため、準備していく必要があります。その際にはレトルト食品を利用したり、便利グッズを使ったりなどの工夫をすると、調理時間を短縮できるでしょう。
無人島を貸し切り&レンタルする際の注意点
無人島を貸し切り、またはレンタルする際には注意すべきことがあります。以下にまとめたので、無人島レンタルを利用する前にチェックしておきましょう。
持ち物をきちんと確認する
無人島レンタルを利用する際は、持ち物をきちんと確認しましょう。本土と離れた無人島は、簡単に行き来できる場所にはありません。無人島で過ごしているうちに足りないものがあっても手に入らないため、予め必要なものを揃えておく必要があります。
天候の確認も大切
天候の確認も、無人島レンタルする際には大切です。例えば、強風では焚き火の火が大きくなりすぎたり、テントが風で吹き飛ばされたりなどの危険が伴う可能性があります。台風や警報の発令時には欠航することもあるため、こまめにチェックしておきましょう。
ゴミは持ち帰る
無人島から帰宅する際は、ゴミをきちんと持ち帰りましょう。無人島の自然環境に配慮し、外から持ち込んだものはすべて持ち帰るのがマナーです。トイレのない無人島では、簡易トイレを持参するなどの工夫が必要になります。
釣り・漁・採取のマナーを守る
無人島では、釣り・漁・採取などのマナーをきちんと守って利用することが大切です。釣り・漁は漁協や管理者によって規制されている場合があります。また、地域によっては採取できない生き物もあるので、事前にしっかりルールを確認しておきましょう。
火の始末をしっかりする
無人島レンタルを利用する際は、火の始末にも気をつけなければなりません。キャンプで焚き火をしたりBBQしたりすると、火の不始末から山火事を引き起こす可能性もあります。火種を残さないように、十分に注意をはらいましょう。
干満差に気をつける
海には干満差があることに気をつけて、無人島レンタルを利用することも大切です。満潮と干潮は1日にそれぞれ2回あるため、海の水位は常に変化しています。海水浴場のような設備やライフガードがいないため、安全な行動を意識することが必要です。
借り切り&レンタル可能な無人島でキャンプライフを楽しもう
無人島レンタルは普段の生活から離れ、非日常を味わえる空間です。利用時の注意点や必要なものをしっかりと確認し、お気に入りの無人島を見つけてください。自分の求めるプランを選び、有意義な時間を過ごしましょう。
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