ライター:企業内ナレーター(広報担当)

Nol運営メンバー。声優・ナレーターの経験からNolの運営だけでなく、社内でナレーションや司会業務も行っている。最近の趣味は読書。年間100冊読むことが目標。


お財布とクローゼットのピンチヒッター登場

「ちょっとよそ行きの服」を皆さんはどれくらい持っているのだろうか。私は仕事柄、イベントや展示会などでレポーターや司会を担当し、人前に出ることがある。そのような場面には、ワンピースやドレッシーなものなど、少し華やかなものを求められることが多い。


だけれども、だ。普段私はスカートを履かない。コーディネートも上手ではないので、服の組み合わせは限られている。そんな中、ありがたくも展示会場内のレポーター業務をまた任せていただくことになった。…どうしよう、もう着る服がない!


悩んでいるうちに本番が近づいてくる。仕事や用事も重なって、服をゆっくり選びにいくタイミングもない。焦りだけが募っていったところSNSで見かけたのが、「airCloset(エアークローゼット)」だった。

 

airCloset(エアークローゼット)は待っているだけでセンスのいい服が届く

【プロのスタイリストが“あなたのため”に選んだ服をご自宅へ。airClosetは、似合うが見つかるファッションレンタルサービスです。】

引用 : airCloset公式サイト「ABOUT airCloset」


airClosetは上記のように、定期的に服を届けてくれるレンタルサービスだ。
主なサービスの特長は、以下の通り。

・プロのスタイリストがパーソナルデータから服を厳選
・洋服のラインナップは300ブランド30万着以上
・定価1万円前後の服がレンタルできる
・自宅まで服が届き、返却は近くのコンビニからも可能
・返却時にクリーニング不要
・オプションでアクセサリーも付けられる
・気に入った服はそのまま購入も可能   など


「待っているだけで、プロが選んだセンスのいい服が届く」…これは使うしかない!と思った。またレンタルというと、一回人が着ているのでヨレていたり、綺麗じゃないかもと心配だったが、airClosetは独自開発のクリーニングシステムで専任者が清潔、安全に管理しているという。品質に安心できたのも大きかった。

(あと、単純にスタイリストに服を選んでもらうなんて、芸能人みたいでワクワクした。) 



airCloset(エアークローゼット)の利用方法

さっそく、スタイリングを受けるべくサービスを利用してみた。 


利用手順

サービスを利用する大きな流れは、「無料診断を受ける→料金プランを選んで登録する→服が届く→着用する→返却する」となっている。 


Step1:まずは、「無料診断」を受ける

無料診断では自分が好むファッションスタイルが何か、5つのタイプから診断してくれる。質問は好みの服や人から受けたい印象、着用する場面、身長や洋服のサイズなど。

結果は、無料登録をすると見られるようになっている。私は、メリハリとクールが混ざったような結果だった。(すまし顔のくせに内心目立ちたがり屋みたい…笑) 

  
  

Step2:無料登録後、スタイリングに関する追加情報を入力していく(任意)

無料診断の結果と自分の好みに大きなギャップがなく、変な服は届かないだろうと安心できたので、そのまま「スタイリングをはじめる」に進んだ。

ここでは、追加情報の登録をおすすめされる。登録は任意なので、スキップしても大丈夫だ。私は入力できそうな項目は積極的に埋めておいた。 


  
  

Step3:プランを選択してサービス開始

追加情報入力したら、あとは個人情報や支払い条件を選択する。私は、月に1度洋服が届く「ライトプラン」を選択した。お試しの意味もあったし、初回だとだいぶお手頃な価格だったからだ。 


レギュラー

ライト

ライトプラス

価格

初月:5,400(税込) 

2ヵ月目以降:10,800円(税込) 

初月:,900(税込) 

2ヵ月目以降:,800円(税込) 

初月:,900円(税込) 

2ヵ月目以降:13,800(税込) 

お届け着数

3着

3着

5着

交換回数

月に何度でも交換可能 

月に1回 

月に1回 

対応サイズ

XS~L 

XS~L 

XS~3L 

※その他オプションサービス(別途追加料金発生)では、ブランド指定・スタイリスト指定・アクセサリー追加するなどが可能。

※支払いに関しては、利用開始日の日付が決済更新日となる。アイテムは毎月の決済更新日または翌日に届けられる。詳しくは、airCloset公式サイト内「よくある質問」を参照ください。 



Step4:Myカルテを充実させる(任意) 

プランを選択したら、あとはスタイリングを待つだけでいいのだが、airClosetにはMyカルテというページがある。

ここでは、追加で自分の写真や服の好みを細かく伝えられる項目がある。ここもできるだけ情報は入力しておいた。

※振り返ると、ここの充実度がスタイリングの満足度につながると思った。 


  
  

Step5:事前にスタイリングをチェックして、あとは待つだけ!

スタイリングが完了すると、事前にどんな服が送られてくるのかお知らせが届く。この時点で好みでないものは変更希望も出せる。

ちなみに利用者の中には、何が届くか楽しみにしたいという理由で、あえて事前スタイリングは見ない人もいるらしい。私は心配性なので予め確認し、特に問題がなさそうなので、そのままスタイリングを確定した。 


  
  

Step6:返却方法と次回のスタイリング

受け取った服を十分に利用したら、決済更新日(サービス利用開始日)までを目安に返却する。返却は、配送時についてくる返却専用の袋に入れ、近くのコンビニやヤマト運輸の営業所・集荷サービスを利用して配送できる。

決済更新日を過ぎて返却しても費用は発生しないが、返送先である倉庫での到着確認を経てから次の服が届くようになっている。タイミングよく服を受取りたい人はスケジュールを少し意識した方がスムーズに利用できるだろう。


また、返却時には毎回試したアイテムに関して細かくフィードバックすることができる。その内容をもとにスタイリストが次の服を選んでくれる。

このやり取りを重ねることでどんどんスタイリングの質が上がっていくと思うので、服を試してみた感想を正直に伝え、自分に似合うスタイルを探すのがおすすめだ。 


  
  

スタイリングしてもらった服を試してみた!

実際に届いた服の感想

正直、白いトップスは、残念ながら質感やデザインが私の好みではなかったが、着痩せ効果のあるデザインで、サイズ感はピッタリだった。

比べてジレとスカートは、私にどストライクなものだった!スカートは品のいい生地でありがながら、前にあるスリットが程よい抜け感となって、丈が長いのに重たく見えない。ジレは淡い色が似合わないと思っていたが、羽織ってみると肌なじみよく、また麻に近い素材で初夏にはピッタリの質感だった。

これなら、家にある服と組み合わせてなんとかなるぞ!間に合った!展示会本番、3日間前のことだった。 


  
  

実際に仕事のイベントで着てみた

展示会は2日間開催された。
1日目は会場内のレポートで、YouTube配信用にカメラの前で喋りながら映る仕事だ。青いスカートに、黒のシアーシャツを着る。うん、女子アナ感があっていい感じだ。

会場内で出会う会社の人たちに「大人っぽいね!」「すごいオシャレでいい感じ!」とたくさん声もかけてもらえた。

あとから配信をチェックしたが、爽やかな青色がよく映えており、カメラ映えもバッチリだった(と思いたい)。 


  
  

2日目は、展示会内で企画されたキャラクターとの記念撮影会の司会と誘導係。

レンタルしたジレに合わせて同系のスラックスとクルーネックのサマーニットを着用。ジレが襟つきなのでちゃんとして見えつつも、色が柔らかいので堅苦しい印象にならない。

こちらも周りの人から「よく似合っている」「レンタルとは思えない!いい感じだね!」と言ってもらい、大変満足した。 


  
  
  

使ってみたメリット・デメリット

今回実際に使ってみて感じたメリット・デメリットを下記にまとめてみた。使ってみたいと思っている人の参考になればと思う。 


メリット

・情報を入れるだけであとは本当に待つだけでおしゃれな服が届くので、タイムパフォーマンスがいい。
・事前に送られてくる服の内容が分かるので、気に入らないものが変更できて安心
・自分ではなかなかチャレンジしない色味の服も試せる
・コーディネートのアドバイスもあるので、自前の服とも組み合わせしやすい
・繰り返していけば何が似合って、どう組み合わせるか分かるので自然にファッションについて勉強できる



自分の担当のスタイリストが服を選んでくれるので、自分は好みを伝えて調整するだけで完結するサービスは思ったより便利だった。提案されているコーディネート通りに着なくても、「へぇ、こういう風に着れば可愛いのか」と見るだけでとても刺激を受けた。

また、毎回リクエストを細かく伝えられるので、お出かけやデート、何か特別なイベントなどでいつもと違う服装にチャレンジすることもできると思えた。



デメリット

・Myカルテの項目が多いので登録するのがちょっと面倒


正直デメリットについては、上記くらいだった。

Myカルテには普段の服装の写真や、素材・形の好みなど事細かに登録するところがある。あらかじめ写真データがあったり、好みがはっきりしている場合は簡単だが、そうでない場合は少し面倒に思う。

しかし、登録しなくてもスタイリングはお願いできるし、利用していく中で好みも出てくると思うので、まずは怖がらずに使ってみるというのもアリかと感じた。  



使いこなすポイント!

Webで事前に骨格診断やパーソナルカラー診断をしておく

これは、デメリットで挙げたMyカルテの登録に悩まなくなるのでおすすめだ。

特に骨格診断は、自分の隠したいパーツや活かし方を伝えられるようになるし、スタイリストの人にとっても身体つきがイメージしやすいのだと思う。実際に届いた服の袖感や丈感、形など身体にとてもフィットしていた。

骨格診断やパーソナル診断は、最近の流行りでもあるのでインターネットで無料診断できるものが多い。おすすめは2~3種類受けてみて、共通する結果や内容を分かっておくと、スタイリストへのオーダーもしやすくなる。 



まとめ:買う良さと借りる良さ

今回は、服を選ぶ時間が取れない中、服を一着買うより安い値段で、おしゃれなものが送られてきたので本当に助かった。しかもイベントごとだけでなく、普段着としても着られるようなもので、プライベートでも服の選択肢が増えて、とてもワクワクできた。

もちろん、全部が全部レンタルでいいとも思わない。服は「だれ」と「どこで」「どういう風にすごしたいか」で選ぶこともある。その時間をもってして選んだ服にはきっと何倍も愛着や思い出ができて、大事に扱う。それも大切なことだと思う。

だけど、たまには冒険したい。「いつもの自分」と「ちょっと違う自分」、その間を手軽に行き来できるのが、airClosetの魅力だと思った。色んな自分を知って、自分の好きをぜひたくさん見つけていただきたい。 



※ライターの余談:服に関するおすすめ書籍

試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。/尾形真理子

 誰かのために、または忘れるために、時には新しい一歩のために。服を選ぶときに思い浮かんでくるのは誰だろうか。ある路地裏のセレクトショップとそのオーナーを介して展開する、繊細な大人女子たちの恋愛連作短編集。


フランス人は10着しか服を持たない/ジェニファー・L・スコット

 気づいたらクローゼットが服だらけ。それって本当にあなたにとって必要?物の多さや安さで満足するのではなく、自分を大事に、凛と生きるヒントがたくさん書かれたベストセラーエッセイ。


服を買うなら、捨てなさい/地曳 いく子

 「トレンド」から「スタイル」へ。時代に左右されず、自分が好きな服を着て、これが私と言える自信がつくような本。自分のワードローブをすっきりさせ、たまのオシャレやスパイスはairClosetのようなサービスを使うのもアリ。自分ならではのワードローブを作りたい人におすすめ。



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